福島県内初「パトガチャ」 カプセルに反射材やホイッスルなどの啓発グッズ 14日から催しで活用 双葉署
福島県の双葉署は子どもたちに楽しみながら非行防止や防犯、交通安全への意識を高めてもらおうと、カプセルトイマシン「パトガチャ」を県内で初めて導入した。イベント会場にブースを設けて活用する。 パトガチャはパトカー柄で、双葉署などの名前が記されている。コインを入れてハンドルを回すと、反射材やホイッスルなどの啓発グッズが入ったカプセルが出てくる。同署と浪江地区防犯団体連合会、富岡地区防犯協会連合会が共同出資して購入した。イベント会場では来場した子どもたちにコインを配布して使ってもらう。 導入に合わせて、双葉郡8町村の中学生が各町村のキャラクターを描いた広報パネルを作成した。パトガチャとともに、14日に広野町の二ツ沼総合公園で開かれる「ふたばワールド」の会場で活用を開始する。 10日に同署でお披露目された。佐久間正和署長は「子どもたちがパトガチャを通して警察官と交流することで、防犯や交通安全の意識高揚につながってほしい」と期待を込めた。浪江地区少年警察ボランティア協会の近藤公孝会長、富岡地区少年警察ボランティア協会の鈴木文子会長が立ち会った。