黄色いタスキで“無事です”と…倉敷市真備町で災害時安否確認訓練 避難しようという思いを一つに【岡山】
岡山放送
梅雨の時期を前に、2018年の西日本豪雨の被災地、倉敷市真備町では6月2日、黄色いタスキを使って災害時の逃げ遅れゼロを目指す訓練が行われました。 「無事です」と書かれた黄色いタスキ。災害時に近所の人に避難したことを知らせます。この訓練は、西日本豪雨で約1700世帯のうちほとんどの家屋が全壊し、6人の犠牲者が出た倉敷市真備町川辺地区で、2021年から毎年行われています。 事前に配られたタスキを自宅周辺の外から見える場所に掲げることで、自分たちの無事を知らせることを確認しました。掲げられていない場合は逃げ遅れがゼロになるよう声がけをするということです。 (訓練に参加した住民は…) 「みんなの気持ちが一つになって、何かあった時にという気持ちの準備ができるので良いと思う」 「避難するということに対して自覚を持つようになったと思う」 (川辺復興プロジェクトあるく 槙原聡美代表) 「訓練は継続していくことが大切。災害時にはみんなで避難しようという思いを一つにすることができているのでは」 このタスキは豪雨災害後に川辺地区の住民らが考案したもので、訓練のあとに小学校の体育館で開かれた住民に向けた報告会では、2023年より4ポイント高い65.3%の住民が訓練に参加したことが報告されました。
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