【スクープ】欧州でホンダのセールス好調、さらに趣味性が高い「第5の新エンジン」投入へ!
ホンダ首脳が示唆、次の一手は「新価値」のあるプラットフォーム
注目したいのは今後の話だ。さらに「5つ目のプラットフォーム」についてホンダの首脳が予告している。 2024年7月に行われた二輪メディア向けの会合で、本田技研工業の執行役 二輪・パワープロダクツ事業本部長である加藤稔氏が参加。加藤氏はバイク関連で実質的なボスと言える立場だ。 加藤氏は「4つのプラットホームをベースにしっかりと商品をそれぞれ進化させながら 数を稼いできたということで、かなり効率のいい事業展開ができております。一方で、お客様からは“もうちょっと新価値が欲しいよね”と言われています。そこはまだ言えませんけど、仕込んでますということであります」と話す。 確かに現在、600~800cc台のアッパーミドル市場には、各メーカーの並列2気筒が乱立している。ホンダにおいても、並列4気筒のCB&CBR650Rを除いて、主要プラットフォームはいずれも並列2気筒。ライバルも並列2気筒モデルが多いだけに、新味には乏しいと言えるだろう。
アッパーミドルの単気筒? Vツイン? 11月のEICMA=ミラノで見られるか
では、どんなエンジンが新プラットフォームになるのだろうか。 関係者筋の話と推測を交えながら考察してみると、排気量はアッパーミドル600~800cc台で、ジャンルはオンロードスポーツ。詳細は11月開催のEICMA(ミラノショー)で明らかになるという。 メイン市場はやはり好調の欧州だろう。発表の場がミラノであることからも、それは明らかだ。 現在ホンダには売れ筋のラインナップが揃っており、野心的なモデルが登場すると予想。趣味性が高いエンジンで、前述の加藤氏が話すとおり「新しい価値」を提供してくれるハズだ。 そこで本記事のトップ画像にイメージとして掲載したのが、ホンダがかつてショーで展示したコンセプト車。単気筒を搭載する「スーパーモノ644」とVツインの「ザクシス」で、ともに話題になったが、未だ市販化されていない。次期新型となる根拠は全くないが、こんな刺激的なバイクが登場すれば嬉しい。 果たしてどんな新型が発表されるのか。今秋のミラノショーが待ち遠しい!
Webikeプラス編集部