50代ひとり暮らし、年齢を重ねて見直した「服の持ち方」。バッグは毎日同じでいい
年齢を重ねると、服やバッグは体に負担がかからず快適に過ごせるものを選ぶ人が多いようです。ここでは、子どもたちの独立を機に賃貸物件に住み替え、“持たないひとり暮らし”を楽しむ様子をインスタグラムで情報発信している、50代のようさん(フォロワーは4.4万人)のケースをご紹介。ファッションを選ぶ基準が変わった経緯や、アイテムを厳選したことで気がついたメリットなどについて語ります。 【写真】ワンピースで“制服化”してコーディネートに悩まない
ファッションが変わったきっかけは「持たない暮らし」と「年齢」
子どもたちの独立でひとり暮らしを始めることになったとき、軽トラック2台分のものを手放しました。そこから、“持たない暮らし”が快適だと感じ、身につけるものも「お気に入りを少しだけでいい」と考えるようになりました。 それに加え、年齢を重ねたことで、服やファッション小物を選ぶ基準も変わってきました。だんだんと、体の負担が少ないものや機能的なものに目が向くように。 たとえば、バッグは軽いこと、肩にかけられること、大きいことを基準に選ぶようになりました。これは肩こりしないように、疲れないようにという意識が大きかったように思います。あとは、重いネックレス、足の痛い靴、汗の目立つ色の服なども自然と避けるようになりました。 会社勤めをしていた20代の頃は、毎月ファッション雑誌を読んでいた私。その後、第一子の長男が生まれて家庭に入ってからは一転して、デニムとTシャツばかりのおしゃれとは無縁の日々に。第二子の長女も小学生になり仕事を再開してからも、出勤するときは当時働いていたエステサロンのユニフォーム、休日は引き続きデニムという生活でした。 ところが3年前に自分のエステサロンをオープンし、毎日私服で通勤することになったとき「どんな服を着たらいいのかわからない…」と悩んでしまいました。どうやら長男が生まれてから24年間、服のことを考えずに過ごしてしまっていたようです。 そんなとき、インターネットで“私服の制服化”という方法があると知り、「着るものを決めてしまえばラクになるかもしれない」と思いました。 そこから、制服化の内容を試行錯誤し、基本はコーディネートを考えなくていいワンピースに落ち着きました。気に入ったワンピースに出合えなかったシーズンは、スカートにトップスを合わせることもあります。