オリックス、ドラフト1位の麦谷祐介が仮契約「将来的にはトリプルスリーやゴールデングラブ賞を」
オリックスは26日、ドラフト1位指名の富士大・麦谷祐介外野手(22)と宮城県仙台市のホテルで仮契約を結んだと発表した。契約金は9000万円、年俸は1500万円(金額はいずれも推定)。背番号は29日の新人選手入団発表の記者会見で発表される。 麦谷は球団を通じて「仮契約をしていただき、スタートラインに立てたと実感できましたし、早くユニホームを着てプレーしたいという気持ちが強くなりました。これからプロとして野球をしていくことになりますので、より一層責任感を持って、一喜一憂せず真摯(しんし)に野球と向き合っていきたいと思います。将来的にはオリックスの主軸として、トリプルスリーやゴールデングラブ賞などをとることが目標です。持ち味でもある全力プレーと、足を使ったプレーで、たくさんのファンの皆さんに夢や感動を与えられる選手になれるように頑張ります」とコメントした。 麦谷は宮城県仙台市出身で180センチ、81キロの右投げ左打ち。大崎中央高(宮城)では2年夏は「1番・右翼手」としてプレーし、4回戦で敗退。3年夏の宮城県独自大会は3回戦敗退、甲子園出場はない。富士大(北東北大学リーグ)では最多本塁打1度、最多打点2度、5度の最多盗塁、ベストナイン3度獲得。1年春の大学選手権で1本塁打(ランニング本塁打)、4強となった昨年春の大学選手権では青山学院大の下村海翔投手(昨年度・阪神ドラフト1位の右腕)から左越えに本塁打。昨秋4強となった明治神宮大会では青山学院大の常広羽也斗投手(昨年度・広島ドラフト1位の右腕)から1本塁打した。 今秋の明治神宮大会では「2番・中堅」で先発出場した創価大との初戦で4打数無安打に終わり、チームは敗退した。 担当の岡崎大輔スカウトからは「走・攻・守3拍子そろった即戦力外野手。脚力と守備範囲の広さはアマチュアトップクラス。将来的にはチームの主力選手として盗塁王も狙える逸材」と評されている。
中日スポーツ