6年働いても手取り25万円。昇給も期待できないので転職したいのですが、手取り30万円は「給与」いくらで探せばよいですか?
※総務省統計局「家計調査(家計収支編)2023年(令和5年)」を基に筆者作成 単身者で手取り30万円あれば、14万円ほどの余裕が生まれそうです。 2人以上の世帯では、合計がおよそ30万円となっていますが、この中には貯蓄額が含まれていません。家族構成や住まいなどによって支出額は異なりますが、手取り30万円で家族で生活する場合、決して余裕のある暮らしではないことが分かります。 このような場合は、夫婦共働きをして収入を増やすことで貯蓄に回す額を増やせる可能性があるでしょう。
今よりも年収を増やす方法
物価の上昇に比べ、収入はなかなか上がらない現状で年収を増やすためには、転職以外にもできることがあります。 ・副業を始める ・スキルを磨く(資格を取得する) ・マネーリテラシーを養う 副業が認められている会社なら、本業以外にも仕事を見つけることも考えられますし、今の会社で役立つ資格を取得すれば、資格手当が付く場合もあるでしょう。また、お金に関する知識を身に付け、投資やNISAなどを始めるなど、将来を見越して行動を起こすこともできます。
手取り30万円必要なら給与40万円の求人を探そう
求人募集の「給与」とは、税金や社会保険料などを引く前の金額です。手取り額は、給与のおよそ75%~85%といわれており、手取り30万円欲しい場合は、35万3000円~40万円の求人募集を探すとよいでしょう。 収入を増やす方法は、転職以外にも副業や資格の取得などいくつか考えられます。効率よくお金を増やせるよう、マネーリテラシーを磨くこともよいでしょう。将来的なことも踏まえ、最善の策を考えて行動しましょう。 出典 厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等「《特別集計》令和4年年末賞与(一人平均)」 厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等「《特別集計》令和4年夏季賞与(一人平均)」 国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 概要 総務省統計局 家計調査報告家計収支編2022年(令和4年)平均結果の概要 Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支 (2) 単身世帯の消費支出は実質1.3%の増加となり、2年連続の実質増加 表Ⅱ-1-2消費支出の費目別対前年実質増減率 -2022年- (15ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部