塗装・板金工業が破産申請へ-建築市況の冷え込みなどで受注伸び悩み【新潟・北区】
新潟市中央区で塗装や板金工事を行う会社が、破産による整理を予定していることがわかりました。 民間の信用調査会社「東京商工リサーチ」によりますと、新潟市北区の「新潟ペイント(株)」は、2011年8月に設立された塗装工事や板金工事を行う業者です。「(株)小熊塗装工業」の商号で設立され、2015年7月に「新潟ペイント(株)」に社名変更しました。主に住宅やアパートなどの外壁・屋根塗装や板金工事等を手掛け、個人や事業者等に受注基盤を形成し、2019年7月期は1億4718万円の売上高を計上していました。 しかし、建築市況の冷え込みや同業他社との競合もあり、近年は受注が伸び悩んでいて、2023年7月期の売上高は1億662億円にとどまっており、421万円の赤字を計上していました。また、在庫手当等で運転資金需要も旺盛な体質にあった模様で、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至ったということです。 負債総額は、2023年7月期時点で1億5161万円。事後処理を弁護士に一任して、今後は破産による整理を予定しているということです。