中国、イラン大統領の「無事を祈る」 救援活動への支援も申し出る
【北京=三塚聖平】中国外務省は20日、イランのライシ大統領とアブドラヒアン外相が乗っていたとみられるヘリコプターが異常な着陸をする事故が起きたと伝えられたことに関し、ライシ師らの「無事を祈る」とする報道官談話を発表した。 【写真】イランのライシ大統領 捜索が難航しているという 談話は「事態を注視している」とし、イラン側に対して救援活動に必要な支援を提供すると申し出た。 中国は、米国との対立長期化をにらんでロシアやイランなどとの関係を重視している。昨年3月には中東で対立を続けてきたサウジアラビアとイランの外交関係正常化を中国が仲介している。 イラン国営メディアは19日、ライシ師とアブドラヒアン氏が乗っていたとみられるヘリコプターがイラン北西部の東アゼルバイジャン州で異常な着陸をする事故が起きたと伝えた。