近年ストーブリーグの主役だった日本ハム 目立った補強もなく静かなオフ!?
ロッテが11日にソフトバンクからFA宣言した石川柊太の獲得を発表し、12日にオリックスが広島からFA権を行使した九里亜蓮の獲得を発表。楽天も新外国人選手として、ハワードとヤフーレ、西武もラミレス投手との契約合意を発表するなど、パ・リーグの各球団補強に動いている。 日本ハムは新庄剛志監督が就任してから、昨年でいえば、FAでオリックスから山﨑福也、トレードで黒木優太(退団)、外国人選手で言えばレイエス、スティーブンソン、ザバラ、マーフィー、バーヘイゲンと積極補強を敢行するなどシーズンオフにトレードや新外国人選手、FAなどによる補強でストーブリーグの主役だった。 今オフは台湾でMVPを獲得した古林睿煬投手、育成選手で楽天を戦力外通告となった清宮虎多朗投手、現役ドラフトでソフトバンクから吉田賢吾選手を獲得したが、そのほかに大きな動きはなく、レイエスの残留が発表されたくらいだ。12月2日に2025年度の契約保留選手名簿が発表されたが、そこに名前のあった外国人選手はレイエス、マルティネス、バーヘイゲンの3人。これから助っ人外国人の補強があるのか気になるところ。 例年、ストーブリーグを盛り上げていたとはいえ、当時の日本ハムのチーム状況は19年から5年連続Bクラスで、22年と23年は最下位に沈んでおり、選手を補強せざるを得ない状況だった。 新庄監督が就任した22年から若手選手を根気強く起用し、野手では万波中正、清宮幸太郎、上川畑大悟、水野達稀、田宮裕涼、五十幡亮汰など投手陣でも金村尚真、北山亘基、河野竜生ら若手が一軍の戦力に成長。移籍組の田中正義、郡司裕也、水谷瞬、齋藤友貴哉、山本拓実といった選手たちが機能している。 新庄監督が就任した22年からの戦力で間違いなく戦力がアップしている。若手・中堅選手の成長も、今オフ目立った補強が少ないのではないだろうかーー。12月も10日以上が過ぎたが、この先外国人選手、トレードを含めた動きがあるのか、目が離せない。
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