NPOハッピーロードネット「ふくしまハイスクールアカデミー」国内研修を終える
NPO法人ハッピーロードネットの「ふくしまハイスクールアカデミー2024」は5日で国内研修を終えた。参加する13人の高校生は福島県や青森県六ケ所村の原子力関連施設を巡った学びをグループごとにまとめてスウェーデンの若者らに発表する予定。 ■原子力関連施設巡った学び スウェーデンで発表へ 2~5日の研修では、テーマごとに現状を伝えようと対話を重ね、準備を進めた。テーマは①東京電力福島第1原発事故に伴う風評被害②NIMBY(Not in my backyard)③高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定―。5~13日のスウェーデン研修で、高校や大学で英語で発表する。 ①処理水海洋放出の過程と国内外の反応などをまとめる。②について「NIMBY」は迷惑施設の必要性を理解しつつ、自宅裏には置かないでほしいという略語で、国内の最終処分地選定を巡る課題を考察する。③は処分地選定の経過や自分たちの意見を表明する。
高校生は海外の若者に伝えるため、発表方法を試行錯誤しながら内容を深めていた。 一行は5日夜に出発し、スウェーデンの最終処分に関連する施設や地域を訪れる。13日に帰国する予定。