「プレーが止まっていたのは21秒間だ」痛恨退場の鈴木彩艶、パルマ地元メディアが遅延行為による1枚目のイエローに不満「ナポリは37秒で警告なし」
チームは退場後に逆転負け
パルマに所属する日本代表GKの鈴木彩艶は、8月31日に行われたセリエA第3節ナポリ戦で、2枚のイエローカードを出されて退場となった。 【動画】判定は妥当? 鈴木彩艶が退場となったファウル 鈴木は1点リードで迎えた後半63分、FKを蹴る際にやり直したことで遅延行為として警告を受ける。そして75分、ペナルティーエリアを大きく飛び出して、ダビド・ネーレスへのボールをクリアした際、足を高く上げたままネーレスと衝突。これが2枚目のカードとなり、退場を命じられた。 すでに交代枠を使い切っていたパルマは、急きょエンリコ・デルプラートをGKとして対応。だが、アディショナルタイムにロメル・ルカク、アンドレ・アンギサと立て続けにゴールを許し、1-2と逆転負けを喫した。 鈴木は“戦犯”として厳しい評価を受けている。パルマ専門サイト『Parma Live』もそのひとつだ。ただ、同メディアは判定への不満もうかがわせた。遅延行為に対する警告について、アディショナルタイムにナポリGKアレックス・メレトも鈴木以上にリスタートに時間をかけたと指摘している。 Parma Liveは「試合はスズキの退場で変わった。2枚目のイエローカードについては、何時間でも議論できるだろう」と報道。そのうえで、「エリア外でのFKでリスタートを遅らせたとして、前触れなく1枚目のイエローカードを出された。このとき、プレーが止まっていたのは21秒間だ。主審は迷わずにイエローカードを出した。それが非常に重いものとなった」と続けた。 「そしてナポリが2-1とリードしていたアディショナルタイム、メレトがプレーを再開させるまで、必死に試みていたパルマにとってあっという間に時間は過ぎ、それはスズキの21秒を大きく上回る37秒に達した。だがこのとき、カードは出されていない」 鈴木が退場に値したかは、様々な意見があるだろう。ただ、ミランを下した前節に続き、ナポリ相手にも金星をあげようとしていたパルマが逆転負けし、鈴木が厳しく評価されたことは変わりない。出場停止明けに日本代表守護神は汚名を返上できるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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