衆院選から1カ月 40事件で60人を摘発、自由妨害や買収など
警察庁は27日、衆院選での選挙違反の取り締まり状況を発表した。全国の警察が投開票日から約1カ月後の26日までに、40事件で60人を逮捕・書類送検した。3年前の前回衆院選より7事件増え、7人減った。 40事件を罪種別で見ると、公職選挙法違反(選挙の自由妨害)容疑が11事件で最多。ペットボトルで候補者を殴ったり、掲示板に貼られたポスターをはがしたりした疑いなどで、計11人が逮捕・書類送検された。次いで「投票干渉」(10事件)が多く、他人になりすます「詐偽投票」(8事件)や「買収」(5事件)などがあった。 全国で出された警告は計864件で前回より644件少なかった。文書掲示違反が616件と最多で、文書頒布違反が213件で続いた。
朝日新聞社