男子バレー高橋藍不在でも、もう一人の高橋が存在感!健太郎の速攻で日本に勢い
◆バレーボール ▽ネーションズリーグ男子マニラ大会 日本 3(25―18、25―19、25―20)0 オランダ(21日、フィリピン・マニラ) 1次リーグ第3週を行い、日本は世界ランク13位のオランダを3―0のストレートで下して通算7勝3敗とした。上位8チームによる決勝大会(27~30日・ポーランド)進出を決めた。日本は高橋健太郎(29)の速攻などでリズムに乗り、登録を外れた高橋藍(らん、22)に代わって先発した大塚達宣(たつのり、23)も攻守にわたって活躍。ブラジルが敗れたため、日本は五輪の組み分けで有利になる世界ランクを4位に上げた。 日本に勢いをつけたのは、高橋健だった。第1セット、14―12から速攻、移動攻撃で17―12と引き離し、ブロックも効果的に決めた。スタメン出場の大塚も、巧みなスパイク、安定したサーブレシーブで、高橋藍不在のチームで存在感を見せつけた。第3セット、8―12とリードを許した場面でも日本は慌てなかった。西田が強烈なサーブを連発、15―12と大逆転し、ストレート勝ちにつなげた。 「相手のミドルの動きを頭に入れて、(セッターの)関田さんと話して、(スパイクを)決めることができて、よかった」と高橋健は会心の笑顔を見せた。この勝利で2年連続での決勝大会進出が決定。昨年は3位で表彰台に上り、日本代表は大きな自信をつけた。「パリ五輪に向けて成長する機会を得ることができた。去年よりいい色(メダル)を取る、というチームの意思統一はできてます」と高橋健は力強かった。
報知新聞社