【バドミントン】明日から熊本で熱き戦いがスタート! 奈良岡功大と田中湧士が開幕前日の記者会見で抱負を語る!<熊本マスターズ2024>
11月12日に開幕するBWFワールドツアー「熊本マスターズジャパン2024」の開催直前記者発表が、11日に熊本市内のホテルで行なわれた。会見には男子シングルスに出場する奈良岡功大、田中湧士(ともにNTT東日本)が出席し、大会の抱負を語った。 第2シードで上位候補に名が挙がる世界ランク4位の奈良岡は「日本で行なわれる国際大会で、日本のファンの皆さまが応援してくれる。いつもより、自分のプレーがファンの皆さん(の目)に届くように頑張りたい。昨年は、2回戦負け。今年は、その上にいけるように頑張りたい」と、少し控えめながら、上位進出をねらう気持ちを話した。年間成績上位者のみに出場権が与えられるワールドツアーファイナルズ(12月11日開幕)の出場に向け、弾みをつけたい大会となる。 田中は、熊本県菊池市出身で八代東高校の卒業生。地元開催の国際大会出場に向けて「地元の熊本で大きな大会が開催され、自分が出場できることをうれしく思う。地元・熊本ということで、ほかの大会より思い入れが強い。一つでも多く勝ちたい、強い気持ちがある。簡単に勝てる試合はないと思うけど、一球一球に集中して、一つでも多く点数を取って、一つでも多く相手のコートに返す、強い気持ちで頑張りたい」と意気込みを語った。1回戦では、世界ランク6位のジョナタン・クリスティ(インドネシア)と対戦する。地元の声援を力に、格上を撃破できるか、注目だ。 奈良岡は23歳、田中は25歳。ともに2028年ロサンゼルス五輪をめざす。会見ではロス五輪に向けた気持ちを聞かれ、今夏のパリ大会で五輪初出場を果たしたばかりの奈良岡は「パリ五輪が終わったばかりなので、まだあまり考えていませんが、4年後に向けてこれから準備していきたいと思う」と話すに留めた。 一方、田中は「パリ五輪では(出場権獲得の)レースの舞台に立つことができなかった。まずは、レースの舞台に立ちたい。レースまでは時間があるので、ちゃんと強くなって、五輪をねらえる位置につけるように、これからの2年を頑張りたい。五輪で金メダルを取れるように頑張っていこうと思う」と夢の五輪金メダルを終着点とした飛躍のイメージを言葉にした。 会見の終わりには、大会公式キャラクターを務めるくまモンが登場。「選手の皆さん、優勝めざして頑張ってはいよ! えいえい、モーン!」と熊本弁で選手にエールを送った。最後は、会見に出席した大野淳大会実行委員長(日本バドミントン協会事務局長)、木村敬熊本県知事、大西一史熊本市長、くまモンとともに2選手が記念撮影を行なった。大会は11月12日より熊本県立体育館でスタートする。
取材・文・写真/平野貴也