貴闘力の鎌苅忠茂氏「首が回らないのは…借金もあるけど」栃木で相撲道場&ソバ打ちに健康管理の意味合いも
大相撲の元関脇・貴闘力の鎌苅忠茂氏(57)が17日までに自身のYouTubeチャンネル「貴闘力部屋」を更新。現役引退後の体の不調について明かした。 「夜、足が痛くて(目が覚めてしまい)起きたりする。運動しながら、やせないと。(稽古などで体を動かさなくなり)筋肉がなくなって脂肪だけ残り、体重が変わらないというのはよくない」。引退直後には感じなかった痛みを50代に入ってから特に感じる場面が増えたという。鎮痛剤を常用し、その副作用にも悩まされたため体質改善を決意した。 現在は栃木県鹿沼市に取得した約500坪の土地に「相撲道場」を建設中。完成後には同地名物のソバを提供するため、ソバ打ちの修行にも励んでいる。「田舎でね、ソバとか体にいいものを入れて、体を動かして。(鹿沼市で活動するのは)そういう意味もある」と健康管理の一環でもあることを説明した。 「鍛えていないとダメだね」と実感させられたアクシデントが引退後にあった。当初は大鵬部屋付きの親方として後進を指導。ある日「稽古をつけてやらんか」と大鵬親方から指示された。自らまわしを付けて胸を出すと、いなされて倒れ込んだ際に膝を痛めたという。「現役の時は膝なんか痛めたことないのに。現役をやめてから内側じん帯をのばした。それから、ずっと(患部が)痛い。気力はあるけど体はついていかない」と嘆いた。 さらに「曙、武蔵丸、小錦さんと(取組で立ち合いは頭から)当たっていたからレントゲンを撮ったら(首の)椎間板がないのよ。だから首がそんなに回らない。借金で首が回らないわけじゃない。借金もあるけど」と冗談まじりに話した。