「応募前は知らない国だった」太平洋の群島へ 京都の看護師、感染病防止活動のため
太平洋中部にある群島国キリバスに、京都府南丹市の武田絵奈さん(31)がJICA海外協力隊員として派遣される。看護師としての経験を生かしてマラリアなどの感染防止へ現地の病院で活動する。期間は2025年1月から2年間を予定する。 これまで京都府亀岡市内の特別養護老人ホームで働いてきた武田さん。学生時代に豪州に留学したこともあり、海外の医療現場でも活動したいと考えていた。 首都タラワの国内最大の病院に勤務する。キリバスはマラリアや結核の発生率が高く、院内感染防止のための手洗いや消毒の指導にあたるという。 キリバスの位置を世界地図で指さし、「応募前は知らない国だったけど、だからこそ人と関わり、仕事もしながら楽しんできたい」と誓った。 府内からは24年11月現在、58人の海外協力隊員が各国で活動している。