BIGなBAITはBIGなBASSに効く“理由”がある!?1年通して有効になるビッグベイトの考え方
食う食われるの関係性をフィールド&季節ごとに把握しておこう!
ビッグベイトに限らず、アプローチをする上で大切なのは、その時、バスはどこにいて、どういう状態なのか、ということ。 例えば、バスの居場所を季節でざっくり絞り込むとこうなる。 「春」ディープからの岬エリア&シャローフラット 「夏」流れ込み、流れ出し、シェードスポット、一部ディープ 「秋」適水温化によるオールレンジ、ベイト付き回遊系 「冬」ディープ、止水エリア、サニースポット もちろん、個体によっては、年中ストラクチャー依存の居着き系であったり、常にフラフラしていたり、個性はある。ここでひとつ気を付けるべきは、いざ、ビッグベイトでアプローチするとなった場合に、どこにルアーを投げてどう引いてくるか、だ。 「夏」であれば、岸際のシェード部分にスキッピングでスイムベイトを投入し、ベイトパニックアクションで狙い撃ったり、流れ込みにアップクロスでルアーをキャストし、臆病に逃げるベイトを演出したり、、、その時々のバスの状態に合わせてアプローチを考えていくことが大切だ。 バスもベイトも同じ魚類。本能的に感じる部分は同じ、と考えると、この時期、バスはどこでエサを待ち受けているのか、が、理解できてくるはず。
パワーゲーム・フィッシングは22バンタムでキマリ!
タックルセレクトにおいて、ビッグベイトを含めたパワーゲーム・フィッシングのアプローチで大切なのは、リール。イヨケンは22バンタム(ノーマルギア)を愛用。 伊豫部「スプールシャフトとピニオンギアの隙間を減らすことで、がたつきがなく、キッチリ巻けるモデル。かつ、これは18バンタムからなんだけど一体成型リールだけあって、剛性感もハンパない。ビッグベイトやスイムベイトを安心して巻けるのがいいですね!」 でかいバスとの半ば強引なやり取りにも完全対応。パワーゲームメインのイヨケンにとって、バスを無理なく引っ張り出せるくらい屈強なのもいい。
IYOKEN’S TACKLE DATA
ロッド:6フィート9インチプロトロッド(10FTU) リール:22バンタム・ノーマルギア(シマノ) ライン:シューター18ポンド(サンライン) ルアー:HBバブゥ・タイプ2(10FTU)
伊豫部健(いよべ・けん)
愛知県常滑市出身&在住。中学2年の時に地元知多半島のため池で初めてバスを釣った感動を胸に、アメリカからヨーロッパに至るまで世界の第一線で活躍するプロアングラー。バス釣りの原体験であるオカッパリも大好き。