【エニフS/トレセン情報】根岸S覇者エンペラーワケアが待望の復帰戦 陣営も好勝負を期待「ぜひとも結果を」
今年のGⅢ根岸Sの勝ち馬エンペラーワケア(牡4・杉山晴)が7日のリステッド・エニフS(中京ダート1400メートル)で復帰を迎える。 芝1600メートルのデビュー戦(5着)後からダートに参戦。目下7戦で5勝、2着2回とパーフェクト連対を続けている。今回は5月の欅S(2着)以来となるが、4日の最終追い切りは栗東坂路で4ハロン53・0―12・3秒をマークしており、仕上がりに抜かりはない。 担当の野坂助手は「前進気勢も旺盛で、それでいて落ち着いていて、いつも通りのパワフルな走り」と太鼓判を押した。 以前は逃げを打つこともあったが、近走は中団で我慢させラストで末脚を発揮させる競馬が板についてきた。同助手は「川田ジョッキーがしっかり競馬を教えてくれている」と今回も含め4走連続で手綱を取る鞍上に信頼を寄せる。 今回の舞台では昨年7月の1勝クラスを勝利。また、左回りで同じ1400メートルの東京競馬場でも先の根岸Sを制しており、不安らしい不安は見当たらない。 「重賞ウイナーなので、ぜひとも結果を出してほしい」と野坂助手は力強く抱負を語った。強豪並み居るダート戦線で頂点を狙う逸材の再始動に注目が集まる。
佐藤 美生