「先発ローテに居場所は無い」ド軍生え抜きビューラーを見送った球団の判断を専門メディアが支持「(33億円契約に)値するものではなかった」
MLBロサンゼルス・ドジャースから今オフFAとなっていた先発投手ウォーカー・ビューラーは現地12月23日、ボストン・レッドソックスと1年2105万ドル(約33億円)で契約合意したとMLB公式サイトなど複数メディアに報じられた。そんな中、ビューラーがドジャースに残留していた可能性について、専門メディア『Dodgers Nation』が論じている。 【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 愛犬デコピンも登場 2018年のフルシーズンでのメジャー昇格以降、安定した成績で名門のローテーションを支え続けてきたビューラー。2020年、そして今季のワールドシリーズ制覇にも大きく貢献した右腕の移籍にはファンからも悲嘆の声が上がっている。 しかし同メディアは「ドジャースは前進する準備ができていた。恨みは無いが、今後の先発ローテーションにビューラーの居場所は無い」と断言。来季予想されている6人ローテのメンバーは山本由伸とタイラー・グラスノー、大谷翔平、クレイトン・カーショウ、トニー・ゴンソリンの5人に加え、ボビー・ミラー、ランドン・ナック、ジャスティン・ウロブレスキー、ダスティン・メイら若手のいずれかが最後の一枠を担うことが濃厚だという。 また、同メディアは続けて、2度目のトミー・ジョン手術明けのシーズンとなったビューラーが今季、16試合に先発し1勝6敗、75.1イニングでキャリアワーストの防御率5.38、勝率.143、奪三振率18.6%、四球率8.1%、9イニングあたり1.91本塁打を許したと成績を紹介。速球のスピードは手術前の水準に戻ったものの、「スイングやミスを生み出し、ボール球を空振りさせる鋭さは著しく欠けていた」と厳しい評価を下した。 実際ドジャースはクオリファイングオファー(QO)を提示せず。レッドソックスがQOと同額でビューラーと契約を結んだ。この結果について同メディアは「ビューラーのレギュラーシーズンの成績は、ロサンゼルスからそのような年俸を受け取るに値するものではなかった」とドジャースの判断を擁護した。 構成●THE DIGEST編集部