地元応援ムード日々高まる 懸垂幕や横断幕掲揚
第96回選抜高校野球大会(日本高野連など主催、3月18日から13日間、阪神甲子園球場)に21世紀枠で出場する、北海道の別海高校野球部への町を挙げた応援ムードが日々高まりを見せている。町内では今月2日から懸垂幕や横断幕が公共施設や企業の社屋などで掲げられている。 このうち、町交流館ぷらと(町別海旭町67)には町商工会(篠田巌会長)が2日に設置した。会員企業の中に同校卒業生や野球部員の保護者がおり、篠田会長が後援会顧問の1人であることなどで1月29日の後援会発足直後から準備を進めた。 懸垂幕(縦5・4㍍、横80㌢)には「別海高等学校野球部甲子園出場おめでとう!」との文言が記され、甲子園出場を祝い、大会での飛躍を期待する思いが込められている。篠田会長は「地域の活性化につながる明るい話題。会員一丸となって応援したい」と話している。 一方、水道に関する施設工事・土木工事を行う畠沢ほっけん(町別海緑町67、坂本克範社長)は「祝さあ、青春の血を燃やせ!別海高等学校野球部」と書かれた迫力ある横断幕(縦1・6㍍、横8・2㍍)を6日から社屋正面に掲げていた。 同社には、畠澤憲二会長をはじめ、全役職員(15人)の半数近い7人の同校出身者が在籍していることや日頃の努力が認められた野球部を応援したいとの思いで、文言や投球フォームの選手と野球ボールのイラストを入れる原案を考案し、外注するなどして完成させた。 同社では1998年の長野五輪で同町出身の楠瀬志保さんがスピードスケート競技に出場した際に応援懸垂幕を 掲げたのが最初で、2022年の北京五輪でも、新濱立也さん、森重航さん、郷亜里砂さんの激励横断幕を設置し地元アスリートを応援してきた。畠澤会長は「選手たちには甲子園で思いっきりプレーをしてきてもらいたい」と語る。
釧路新聞