スタンダードチャータード、2024年末のビットコイン予想価格を15万ドルに引き上げ
スタンダードチャータード(Standard Chartered)は、ビットコイン(BTC)の2024年末の価格予想を10万ドルから15万ドルに引き上げた。 また、3月18日に電子メールで送られたノートによると、BTCは2025年には最高で25万ドルに達し、その後、20万ドル前後に落ち着くと予測している。 スタンダードチャータードは、アメリカでゴールドの上場投資信託(ETF)が導入された後のゴールド価格との比較や、ETFの資金流入とBTC価格の相関関係に基づいて分析している。スポットビットコインETFは1月にアメリカで取引を開始した。 「ETFの影響と最適なポートフォリオ・ミックスの両面から、ゴールドからの類推は中期的な『正しい』BTC価格を推定するための良い出発点であると我々は考えている」とノートには書かれている。 そして、さらに「ETFの資金流入が我々の推定の中間値である750億ドル(約11兆2500億円、1ドル=150円換算)に達した場合、あるいはリザーブ・マネジャーがBTCを購入した場合、2025年のある段階で25万ドルレベルまでオーバーシュートする可能性が高いと見ている」と付け加えた。 スタンダードチャータードはまた、アメリカ証券取引委員会(SEC)が5月23日までにイーサリアム(ETH)ETFを承認した場合、最初の12カ月で450億ドル(約6兆7500億円)もの資金が流入し、ETHは2024年末までに8000ドルに達する可能性があると述べた。ETHは現在、3570ドル前後で取引されている。 スタンダードチャータードは別のメモで「2025年には、ETH対BTCの価格比率は2021年から22年の大半でそうだった7%の水準に戻るだろう」と述べた。「2025年末の推定BTC価格が20万ドルであることを考えると、ETH価格は1万4000ドルになる」。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:Standard Chartered Raises Year-End BTC Forecast to $150K, Sees 2025 High of $250K
CoinDesk Japan 編集部