ヒラメ放流、豊かななぎさへ 今浜海岸で宝達志水の児童
宝達志水町の児童72人は2日、ヒラメの稚魚4500匹を今浜海岸で放流し、ふるさとの豊かな海や砂浜を守る意識を高めた。 石川県と羽咋市、同町などでつくる千里浜再生プロジェクト実行委員会による「千里浜なぎさふれあい教室」の一環で、宝達、相見、樋川、志雄の4小学校の4~6年生が参加した。 児童は海に入り、「せーの」と声を合わせ、体長5センチほどの稚魚をバケツから放した。約3年で体長30センチに成長するという。相見小5年の中村優弥さん(10)は「大きく育って戻ってきてほしい」と話した。 砂浜再生を願って海に砂を投げ入れる「一人一砂運動」にも取り組んだ。県漁協押水支所組合員らが協力した。 ●県内夜から強い雨、土砂災害警戒 県内は2日、曇天が広がり、正午までの最高気温は七尾で7月中旬並みの28.2度となったほか、金沢27.2度、輪島27.5度となった。前線が日本海を北上する影響で夜には強い雨が降る所があるとみられ、金沢地方気象台は3日明け方にかけて土砂災害への警戒を呼び掛けている。 気象台によると、2日に予想される1時間降水量は加賀、能登ともに多い所で20ミリ、3日は同30ミリの見込み。3日夜遅くから4日にかけては激しい雷雨になる所もあり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要となる。