鹿屋体大が25年ぶり九州王者に!! 6区・小手川聖修の区間賞で逆転 来年の出雲駅伝出場権も獲得/島原学生駅伝
12月2日、第41回九州学生駅伝が長崎県島原市の市営競技場を出発して、島原文化会館にフィニッシュする7区間57.75kmのコースで行われ、鹿屋体大が3時間4分56秒で25年ぶり8回目の優勝を果たした。 第41回九州学生駅伝成績&区間賞をチェック! 前回大会2位の鹿屋体大は1区(7.74km)で大島大青(4年)が5km過ぎに仕掛けて2区にトップ中継。2区で3位に順位を落としたものの、3区(8.27km)では中原敬輝(4年)が25分02秒の区間賞で、鹿児島大、長崎国際大をかわしてトップに浮上する。 4区(9.38km)の大園倫太郎(3年)も首位をキープ。アップダウンのきつい5区(9.08km)では栗原直也(4年)が留学生のチェボティビン・サイラス・キプラガト(1年)を起用した第一工科大に抜かれ2位となったが、後半に粘りを見せその差を11秒に止めて6区へつなぐ。 すると、前回6区(7.19km)で区間記録を樹立している小手川聖修(4年)が1km過ぎに第一工科大に追いつき、一気に逆転。下り基調のコースを19分57秒の区間賞で駆け11秒のリードを奪った。7区の内田大樹(3年)は2位に浮上した鹿児島大の追撃を振り切り、歓喜の優勝テープを切った。 鹿屋体大が優勝するのは大会会場が熊本県阿蘇市から島原に移った1998年以来。この時は現在監督を務める松村勲氏や世界選手権にも出場した永田宏一郎氏がメンバーとして名を連ねていた。また、今大会の優勝により24年10月に行われる出雲駅伝の出場権も手にした。 6月の全日本大学駅伝選考会で優勝し、11月の全日本大学駅伝では21位に入った鹿児島大が3時間5分39秒で2位。20年の中止を挟み4連覇中だった第一工科大は3時間6分00秒で3位に止まった。5区と7区で区間賞の日本文理大が4位となり、5位長崎国際大、6位九州大と続いた。また、最長の4区(9.38km)では佐賀大の河野大毅(4年)が35分15秒で区間賞を獲得した。
月陸編集部