『タモリステーション』コンビニ50年史を徹底総括 新商品開発に密着&無人化などコンビニの未来を模索 タモリの店内潜入ロケも
9月27日(金)放送の『タモリステーション』(テレビ朝日系 午後8時~9時48分)は、“コンビニエンスストア”をテーマに送る。 【写真】タモリ、田中裕二、菜々緒、渡辺瑠海アナ 今回のテーマは日本に誕生して半世紀、今や電気、ガス、水道などと並び、我々の暮らしに欠かせない存在となった“コンビニエンスストア”。その歴史、進化、未来を『タモリステーション』ならではの独自取材でひもといていく。スタジオには、コンビニでアルバイト経験のある爆笑問題・田中裕二、金曜ナイトドラマ『無能の鷹』主演の菜々緒、消費経済アナリスト・渡辺広明氏をゲストに迎える。 1973年にファミリーマート、1974年にセブン-イレブン、1975年にローソン…と1970年代に相次いで第一号店をオープンした日本の3大コンビニ。以来、コンビニはここまでどうやって成長してきたのか、そして日本をどう変えてきたのか。それを探るため、番組では日本のコンビニ50年史を総力分析する。 1978年、セブン‐イレブンで販売が開始され日本の食文化に革命を起こしたといわれる“コンビニおにぎり”の誕生秘話や、レジ横のホットスナック競争に注目。その後、1980年~90年代、コンビニは“食”以外にも新サービスをスタートし、転換期を迎えることとなる。そのサービスとはいったい何なのか。さらに、コンビニが社会インフラ化する大きなきっかけとなったのは“震災”だった?絶望が人々を包む中、コンビニが地域のために取り組んだこととは。 また、番組では普段は見ることができない、各社の新商品開発の裏側にも迫る。セブン-イレブンが近年注力しているのが、ひとりで食べきれるサイズの“おひとりさま惣菜”。中でも、電子レンジで温めるだけの焼き魚は2014年の発売から累計8000万食を超える大ヒット商品に。焼き魚をふっくら仕上げる秘密はどこにあるのか。開発現場や製造工場でカメラがとらえた真実とは。 ローソンでは、“ついでに買う”ではなく、わざわざ買いに行く”ほど、ファンの多いコンビニスイーツのリニューアルに密着。すると、1グラムにも満たない砂糖の量を増やすなど、微調整を繰り返しながら商品を進化させていることが明らかに。 ファミリーマートでは、新たな商品の柱として力を入れているオリジナルブランドの衣料品の開発をクローズアップ。テレビ初公開のタオル工場にも潜入し、着心地や品質、デザインへのこだわりを浮き彫りにしていく。 このほか、SNSでも大バズリしたヒット商品の開発秘話や、無人化やアバター接客、移動式店舗など、未来のコンビニの姿も模索していく。そして、タモリ自らコンビニの進化を確認すべく、店内潜入ロケも敢行。店員に弟子入りしたタモリが店内をくまなく巡って目撃した、思いもよらぬ秘密の数々とは。 多角的にコンビニを検証した今回の企画に、田中は「コンビニには思いつくかぎりのサービスがある!」「欲しいものがなくても行きたくなる場所」と、あらためてありがたさを実感。菜々緒も「コンビニがここまでいろいろな面で進化を遂げているとは思いませんでした」と各社のたゆまぬ努力に感動する。 そして、タモリは「今回はコンビニについて詳しく見てきましたが、非常に面白かったですね。コンビニは単に買いものをする場所ではなく、完全に社会インフラであることが分かりました」と、日本のコンビニが担う役割の大きさを再認識。「私が九州から上京した頃、ある年の正月を東京で過ごしたとき、31日から店が軒並みお休みになるのを知らずに本当に困りました(笑)。今ではそんなことはありえないですよね。コンビニの誕生によって日本人の生活スタイル全てが変わったといえるでしょう」とコンビニが日本社会にもたらした影響について分析。 さらに「普段、目にしている商品がどうやって生み出されたのか調べてみると、実に繊細な改革が幾度となく行われているんですよね。その背景にあるのは、日本人ならではの細やかな感性だと思います。コンビニが日本独自の文化といわれるのも、当然のことですね。まだまだ進化を続けていくであろうコンビニが、今後どうなっていくのか楽しみです」と時代に応えながら歩み続けるコンビニへの期待を語った。
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