オーギュストロダン、ジャパンC参戦か オブライエン師が示唆「ライアンが言っています」
プリンスオブウェールズSで復活のG1・6勝目を挙げたディープインパクト産駒オーギュストロダン(牡4)について、管理するエイダン・オブライエン調教師は同馬がジャパンC(G1、芝2400メートル、11月24日=東京)に参戦する可能性を示唆した。22日、レーシングポスト電子版が伝えている。 【写真】ウィリアム皇太子からトロフィーを受け取るムーア騎手 英国王室が主催するロイヤルアスコット開催は22日に5日間の全日程を終了。オブライエン師は13度目の開催リーディングトレーナー、ライアン・ムーア騎手は11度目の開催リーディングジョッキーに輝いた。オブライエン師は今年の開催のハイライトを問われ、「オーギュストロダンだと思います」と即答。「彼はスペシャルな馬で、ようやく本格的に調教できるようになったと思います。信じられない馬で、見た目も血統も性格もすべてが超一流です」と褒めちぎった。 2歳時にフューチュリティートロフィーでG1初制覇。昨年は英愛ダービー、愛チャンピオンS、BCターフを制したが、引退せず、今シーズンも現役を続行。ドバイシーマC、タタソールズゴールドCは敗れたものの、3戦目で待望の古馬G1制覇を果たした。「彼は挑戦したがっています。昨年種牡馬入りさせなくて、私たちは本当に幸運でした。彼はすごくスペシャルな馬になるでしょう。ライアン(ムーア)はジャパンCでオーギュストロダンに乗りたいと言っています。私の(レースの)使い方がみんなを混乱させ、馬も混乱させていたかもしれません。シンプルに前進し、不可能なことをさせないのがベストです。この馬は素晴らしい動きをする馬なので、速い馬場は大事です」とコメント。主戦ジョッキーの進言とともに、ジャパンC参戦を強く意識させる言葉を伝えている。