長崎市でガケ崩れ…2世帯3人が避難 県南部や五島で100ミリ超の大雨に
20日、梅雨前線の影響で長崎県内では所によって強い雨が降り、24時間雨量がすでに100ミリを超えているところがあります。 長崎市では住宅裏のガケが崩れ、2世帯3人が避難しています。 ガケ崩れが発生したのは長崎市西町の住宅地です。 警察によりますと、20日午後5時50分過ぎ、住宅裏のガケが幅およそ10メートル、高さおよそ10メートル、奥行きおよそ2メートルにわたり崩れました。 ガケの上にある住宅は基礎部分がむき出しになり危険な状態で、ガケの下にある住宅には崩れた土砂がかかっているということです。 このため、ガケの上と下に住む2世帯3人が親戚などの家に避難しました。 警察は住宅近くの歩道も危険と判断し、通行止めにしています。 また、消防によりますと、20日午後8時45分ごろ、長崎市愛宕4丁目で「住宅裏の石垣が崩れたようだ」と119番通報がありました。 物置きに土砂がかかったものの、ケガ人はいないということです。 長崎地方気象台によりますと、20日午後9時までの24時間雨量は長崎市で100ミリに達したほか、五島市福江で128ミリ、南島原市口之津で113.5ミリ、新上五島町有川で105.5ミリなどを観測しています。 長崎県では21日明け方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。 21日午後6時までの24時間間雨量は多いところで南部と五島で200ミリ、北部で180ミリと予想されています。 土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒し、落雷や突風に注意が必要です。
テレビ長崎