グラウンドに駆け出す津田学園の選手たち＝阪神甲子園球場で、猪飼健史撮影

　＜第９１回センバツ＞ 　２３日開幕の第９１回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）に出場する津田学園は２０日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で練習に臨んだ。青空の下、持ち時間の３０分間を主に守備練習に使い、土の感触を確かめていた。 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 　石川史門主将（２年）の「いくぞ」というかけ声とともに、選手たちは一斉にグラウンドに駆け出した。最初の２、３分はキャッチボール。その後、佐川竜朗監督が内外野にノックするボールを軽快にさばいた。最後の１０分間は投手陣がマウンドに上がり、打者を置いた状態で投球練習をした。 　打力に自信を持つ津田学園だが甲子園では打撃練習を行わなかった。佐川監督は「春は失点を防ぐことが大切なので、球場のイメージをつかむことを重視し、守備練習をした」と語った。 　主戦の前佑囲斗投手（２年）はマウンドで３０球を投げた。「自分の投球ができるか不安だったが、今まで投げた球場の中で一番投げやすかった」と手応えを口にした。 　津田学園は２５日（大会第３日）の第１試合（午前９時開始）で、龍谷大平安（京都）と対戦する。【谷口豪】 〔三重版〕