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（ブルームバーグ）： 米投資会社ブラックストーンのクレジット部門は、約４億5000万ドル（約700億円）相当のローン債権売却を目指していることが、事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。対象にはディストレスト債権も含まれる。比較的古いファンドの投資家に流動性を提供する狙いがあるという。

ブラックストーンは2017年にニュースター・ファイナンシャルからローンポートフォリオを24億ドルで購入した。再投資の機会は過ぎており、ブラックストーンは残っているローン債権を売却する方向だ。関係者が部外秘を理由に匿名で語った。

関係者の１人によれば、同社はポートフォリオを巡り、エバコアと連携している。ポートフォリオは旅行ポイントプログラムのアリビアやアメリカン・アチーブメント、ＢＭＣソフトウエア、チャーター・コミュニケーションズの債務などで構成されるという。

取引はまだ完了していないが、ブラックストーンはポートフォリオを額面１ドル当たり約60セントで評価する応札を選んだと関係者は語った。

ブラックストーンとエバコアの担当者はコメントを控えた。

イグジット（経営者・出資者の保有株売却による投資資金回収）や資産売却の環境が厳しくなる中で投資家は流動性を求めており、プライベート投資のセカンダリー取引は拡大している。投資銀行ＰＪＴパートナーズの市場リポートによれば、今年のセカンダリー取引額は少なくとも1350億ドルと、前年比で約17％増加する見込み。

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原題：Blackstone Seeks to Offload $450 Million of Credit at a Discount（抜粋）

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