ひこにゃん「ヘビのように一皮むける年に」 年賀状16年連続1万通
滋賀県彦根市の人気キャラクター・ひこにゃんに、今年も多くの年賀状が届いた。16年連続で1万通を超え、8日現在で1万2868枚。 【写真】年賀状を見るひこにゃん=2025年1月9日午後2時12分、滋賀県彦根市役所、小西良昭撮影 全都道府県と海外(15通)から届き、「いつも癒やされています」「おうち(彦根城)が世界遺産に登録されますように」などと書かれていた。 地域別では近畿(7271通)、関東(2089通)、東海(2033通)の順だった。2010年から1万通を超え、18年の1万7473通が最多だ。 年賀状の滋賀県版は今回、ひこにゃんと、ライバルのわるにゃんこ将軍、彦根城がデザインされた。その年賀状もあった。 ひこにゃんは「(えとの)ヘビのようにしなやかに柔軟に、応援してくださる皆さんを巻き込みながら、一皮もふた皮もむけるような一年にしたい」と、抱負をコメントした。 住所・氏名がわかる相手には、彦根城の招待券になる返事を2月上旬には届ける。 ひこにゃんは彦根藩主を雷雨から救った招き猫の言い伝えから誕生した。井伊家伝来の赤いかぶとを着ける。誕生日は2006年4月13日。「特別住民票」の住所は彦根城だ。(小西良昭)
朝日新聞社