〝対中強硬〟アップデートの「トランプ2・0」 新政権は国務長官にルビオ氏、国家安全保障担当補佐官にウォルツ氏と鮮明の布陣
中国の制裁対象となっているルビオ氏を外交責任者に任命したことは、トランプ氏の「対中強硬路線」が揺るがないことを示している。
ホワイトハウスの国家安全保障担当補佐官にマイケル・ウォルツ下院議員の起用が検討されている。ウォルツ氏はグリーンベレー(陸軍特殊部隊)出身で、やはり「対中強硬派」と目されている。「トランプ2・0」は、1期目よりも対中強硬路線をとることを鮮明にした布陣となる。米中対立のはざまに位置する日本の政府や企業は、これから難しいかじ取りが迫られそうだ。 (キヤノングローバル戦略研究所主任研究員 峯村健司)