バルセロナが4部相手に辛勝突破…久保不在のソシエダもマラガ撃破でベスト16進出【コパ・デル・レイ】
コパ・デル・レイ3回戦が7日に各地で行われた。 今ラウンドから参戦となったバルセロナは4部に所属するバルバストロとのアウェイゲームに臨み、2-3で勝利した。 チャビ監督はこの初戦に向け、レヴァンドフスキやギュンドアンら一部主力を温存し、ロメウやフォルトを起用した以外はほぼ現状の主力を起用した。 立ち上がりから相手陣内でハーフコートゲームを展開するバルセロナは、フェラン・トーレスやロメウらが再三シュートを浴びせかけて開始早々のゴールを狙う。そして、18分には右サイド深くに抜け出したハフィーニャからの正確なグラウンダーの折り返しをゴール前にタイミング良く走り込んできたフェルミン・ロペスが左足ダイレクトで蹴り込み、良い時間帯にリードを手にした。 ここから畳みかけたいアウェイチームは、以降もクンデとハフィーニャが圧倒的な優位性をもたらした右サイドを突破口に再三の好機を演出。だが、最後のところで身体を張る相手の守備に手を焼く。前半終了間際にはクンデのクロスをフェリックスが頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、微妙なオフサイド判定によってゴールは認められず。 前半のうちに追加点を奪えなかったバルセロナだったが、後半立ち上がりの51分には相手陣内左サイドからフォルトが入れた絶妙なクロスを大外に飛び込んだハフィーニャが角度のないところから右足で流し込んだ。 この2点目でやや気が緩んだか、60分には右CKからゴール前で混戦を作られて最後はゴール前のデ・メサに蹴り込まれて点差を縮められる。この1点をきっかけにスタジアムの空気が変わり始めると、チャビ監督は選手交代でテコ入れを図る。ヴィトール・ロッキに加え、温存していたレヴァンドフスキ、ギュンドアンを投入。ただ、負傷明けで投入したイニゴ・マルティネスがわずか10分ほどのプレーで負傷するアクシデントに見舞われるなど、うまく試合をコントロールし切れない。 その後、88分には相手のボックス内でのハンドによって得たPKをレヴァンドフスキが決めて2点差に戻したが、その直後の決定機でロッキがGKとの一対一を仕留め切れず。すると、後半アディショナルタイムにはフェルミンのファウルで与えたPKをマルク・プラトに決められてしまい、最終的には1点差での辛勝に終わった。 また、レアル・ソシエダは3部に所属するマラガとのアウェイゲームに臨み、0-1で勝利した。なお、MF久保建英は日本代表招集のため欠場となった。 GKをマレロに入れ替えたものの、オヤルサバルやスビメンディ、ル・ノルマン、メリーノら主力を起用したラ・レアル。立ち上がりからボールを握って押し込むソシエダは、セットプレーやオヤルサバルを起点にチャンスシーンを創出。だが、相手GKの好守などもあって仕留め切れず。ゴールレスで試合を折り返した。 それでも、後半立ち上がりの49分にはブライス・メンデスのFKからメリーノが頭で折り返したボールがスベルディアと競った相手のオウンゴールを誘発。良い時間帯に先制点を奪った。 その後は粘るマラガの守備に手を焼きなかなか決定機まで持ち込めずに最少得点差の痺れる展開が続いたが、要所を締める守備で反撃を許さず。ウノセロ勝利でラウンド16進出を決めた。 同日行われたその他の試合ではアスレティック・ビルバオがエイバルとのバスク自治州ダービーに完勝するなど、プリメーラ勢がほぼ順当に突破を決めたが、ラス・パルマスがテネリフェとのカナリア諸島ダービーに敗れる波乱も起こった。 なお、ウニオニスタスvsビジャレアルは1-1で迎えた試合途中にスタジアムの照明トラブルが発生し、最終的に延期が決定。代替日程は追って発表されることに。 ◆コパ・デル・レイ3回戦結果 ▽1/7(日) ブルゴス(2) 0-3 マジョルカ アモレビエタ(2) 2-4 セルタ カステリョン(3) 0-1 オサスナ ラシン・フェロル(2) 1-2 セビージャ カルタヘナ(2) 1-2 バレンシア エイバル(2) 0-3 アスレティック・ビルバオ バルバストロ(4) 2-3 バルセロナ マラガ(3) 0-1 ソシエダ テネリフェ(2) 2-0 ラス・パルマス ▽延期 ウニオニスタス(3) 1-1 ビジャレアル ▽1/6(土) ルーゴ(3) 1-3 アトレティコ・マドリー エスパニョール(2) 0-1 ヘタフェ エルチェ(2) 0-2 ジローナ ウエスカ(2) 0-2 ラージョ・バジェカーノ アラベス 1-0 ベティス アランディナ(4) 1-3 レアル・マドリー ※()内は所属カテゴリー
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