なんとなく始めた小銭貯金が「110万円」を超えました! 口座に入れず、「タンス預金」として少しずつ使うべきでしょうか?
何となく始めた小銭貯金でもコツコツと続けていけば、大きな金額になります。 110万円もの大金になると、自宅で保管するのが不安だと感じることもあるでしょう。銀行口座ならば安心してお金を預けられますが、小銭の入金時に手数料がかかるケースもあるため注意が必要です。 そこで、本記事では、タンス貯金のリスク、銀行口座へ預けるメリット・デメリット、小銭入金時の手数料などについて紹介します。 ▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?
タンス貯金で注意すべき点
銀行などの金融機関を利用せずに、自宅内で現金を保管することをタンス貯金といいます。タンス貯金は、手元に現金を置いておけるため、いつでも自由に使えるのがメリットです。銀行のように、出入金時の手数料や通帳発行料なども一切かかりません。 ただし、タンス貯金は防犯面の不安があります。盗難や紛失のリスクがあるだけでなく、火事や水害などの災害で全額が失われてしまうこともあるため、注意が必要です。さらに、タンス貯金は長く続けても、元本以上の額が増えないため、資産形成にも不向きといえます。
銀行へ預けるメリット・デメリット
コツコツと貯めた小銭貯金の110万円を安心して保管したいならば、銀行で口座を開設して入金しておくとよいでしょう。銀行へ小銭貯金を預けるメリット、デメリットは以下のとおりです。 ◆メリット 銀行へ預けるメリットは、預けた金額や期間に応じて利息が受け取れることです。例えば、金利が0.001%の普通預金口座へ小銭貯金の110万円を預けておけば、1年間で11円(税引き前利息)の利息がもらえます。 わずかな額ですが、タンス貯金を続けるよりもお金が増えるのがメリットです。預金保険制度があることもメリットです。1金融機関につき預金者1人あたり元本1000万円までと破綻日までの利息等が保護される制度が用意されているため、安心してお金を預けられます。 ◆デメリット 銀行へ預けるデメリットは、入金や出金時に手数料がかかる場合があることです。近年は、通帳発行時や硬貨の入出金時に手数料がかかる金融機関も増えてきました。