DeNA・筒香嘉智が20日復帰戦!日本での実戦は1657日ぶり 体に「強い張り」でも屋外フリー打撃で軽々8発
米大リーグのジャイアンツからDeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)が20日のイースタン・リーグ、巨人戦(横須賀)にDHとして先発出場する。日本での実戦は2019年10月7日のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの阪神戦(横浜)以来、1657日ぶり。19日は神奈川・横須賀市の球団施設「DOCK」で調整し、屋外でのフリー打撃で46スイング中8本の柵越えを放った。 【写真】DeNA・筒香嘉智を目当てに多くのファンが訪れた横須賀スタジアム 自らの体と対話するように、状態を確認しながらバットを振った。フルスイングせずとも、打球はフェンスを越えていく。DeNAに復帰後初めて報道陣の前で汗を流した筒香は、屋外でのフリー打撃で鋭い当たりを放った。球団施設での練習は3日連続。着実に調子を整えている。 「強度を上げて体の張りをつくっていた。体に関しては今のところ予定通り。強く出ている張りが抜けたら、コンディションが一気によくなると思う」 屋内でのフリー打撃では約60スイング。キャッチボールは一塁ミットで行い、守備練習では外野でノックを受けた。ファンが球場の外からカメラのファインダー越しに一挙手一投足を追いかけた中、けがのため2軍調整中のオースティンらが見つめる前で快音を響かせた。 三浦監督はヤクルト戦(神宮)の前に取材に応じ、20日の2軍戦にDHで先発出場させることを明かした。3、4打席に立つ予定だ。日本での実戦は1657日ぶり。今春はジャイアンツのキャンプにマイナー契約の招待選手として参加したが、メジャー昇格を果たせずに退団。約1カ月実戦から遠ざかっていた。 指揮官は筒香とともに登壇した前夜の入団会見で「明日から(1軍で)いけるか」と冗談めかして問いかけ、「無理です」と返答があったことを笑顔で明かした。「明日以降のことは体の張り具合などを見てからになる」と慎重に語りつつ、「一日でも早く合流してもらいたい」と期待を寄せた。 「優勝したいという思いが心からある。一つのピースとしてはまれるように頑張る」と筒香。来たるべき勝負の打席に備え、臨戦態勢を整える。(鈴木智紘)