2025年は「美容整形のデフレ」がトレンドに。ハリウッドセレブもナチュラルな美に回帰中!
ここ最近ハリウッドでも日本でも、インスタグラムでは顎をギュイーンと引っ張ったような、不自然ささえある逆三角形のフェイスラインが人気でしたが、そのブームも終わりを迎えつつあります。米「New York Post」紙では、「アメリカ女性はキム・カーダシアン顔にはもう憧れない。美容整形トレンドは“デフレーション“の時代へ」という記事を掲載しました。 【写真】ボールみたいにまん丸の胸、異様に大きなお尻…全てのパーツを強調したキム・カーダシアンのボディが改めて見るとスゴい(写真3枚) 記事によれば、ここ数年の、キムのようにヒップを誇張する美容整形手術(ブラジリアンバットリフトと呼ぶそう)や、インプラントによる豊胸手術、やりすぎな顔へのフィラー注入は、2025年に時代遅れのものとなると言います。 これは「アメリカの脱カーダシアン化」と呼ばれる現象で、今、アメリカではインプラントを除去し、フィラーを溶解して、元の自然な体型や顔に戻す美容施術を受ける人が増えているのだとか。 それはハリウッドでも同じで、アリアナ・グランデも以前はボトックスを打っていたけれど、これからは自然なエイジングに任せるつもりと米VOGUEのインタビュー動画で告白していたし、見るからに人工的な美容整形顔は、もう流行らない気がします。ボディポジティブとかセルフラブといった時代の流れにそぐわないですものね。 ここ最近話題になった、リンジー・ローハン(38歳)やドナテラ・ヴェルサーチ(69歳)のナチュラルなアンチエイジング施術を見ても、それは見て取れます。 彼女たちはフィラー注入の代わりに、恐らく瞼や中顔面などパーツごとのきめ細かなリフト手術により、とても自然に若返ったフェイスラインを手に入れました。リンジーに至っては、推定4600万円の美容医療施術を受けていると言われるから、庶民にはまだまだ手が出なそうではありますが……。 N.Y.の美容クリニックでは、豊胸手術のインプラント除去手術の需要も増加しており、バストは大幅にダウンサイズするのが主流だとか。 この美容整形デフレーションは、アメリカで大流行中の減量薬「オゼンピック」の影響もあるといいます。オゼンピックは糖尿病の治療薬なのですが、これを摂取することで食欲を抑える効果があると言われ、多くのハリウッドセレブたちも愛用しています。 ただし、この薬で急激に痩せると顔はげっそりしてボディの皮膚もたるむので、それを除去する手術をしたり脂肪を足したりする施術が必要に。つまり、過剰に何かを注入したような外見だと痩せた時にバランスが悪くなる、ということみたい。新しいボディに合わせて、顔やほかのボディパーツも減らす=デフレーションへ向かっているのですね。 日本でも、SNSで加工した自分の顔に慣れすぎているのか、誇張的な美容整形が特に若い世代に流行しているようですが、この流れで、自然な美に回帰していくかもしれませんね。
さかい もゆる