「ウイスキー」初心者が知っておきたいコト。基本の心得、おすすめの飲み方etc…。リカーショップ『きみどり』店主の森本隆介さんに教えてもらった
「ウイスキーの味って?と言われると説明が難しいですね…飲み比べたこともないのでうまく言葉にできません…。おいしいウイスキーとはどういうものなのかを知るために、今日はじっくりお話を聞きたいです」。そう語るのはお酒初心者メンズノンノモデル 稲井孝太朗。今回訪れたのは、東京・蔵前にあるリカーショップ「きみどり」。ウイスキーを中心に蒸留酒を約600本取り揃えており、すべて量り売りしているのが特徴だ。その楽しみ方、おいしさを知り尽くした店主の森本さんに、初心者が知っておきたいコトを教えてもらった。 【画像】「ウイスキー」初心者が知っておきたいコトをもっと見る!
ソーダ割りや水割りもいいけれど、まずは「ストレート」で楽しもう
稲井:僕は普段、ウイスキーのソーダ割り、いわゆるハイボールをよく飲むのですが、初心者におすすめの飲み方はあるのでしょうか。 森本さん:ハイボール、おいしいですよね。しかしながら、初心者の方がウイスキーに挑戦する時はまず、氷や割りものは入れない「ストレート」で楽しむことをおすすめしています。ウイスキー本来の香りと味をダイレクトに楽しむことができるからです。 稲井:初手でストレートですか!いきなりステップアップした気分です。 森本さん:ストレートで飲むか、ソーダで割るかというのは、いわば調理方法の違い。例えばここに新鮮な魚があるとします。稲井さんはどんな調理方法で食べたいですか? 稲井:新鮮な魚ならば、まずは刺身で食べたいです。 森本さん:そうですよね。ウイスキーも同じです。素材のおいしさをダイレクトに楽しむためなら刺身=ストレート、違う味わい方も試してみたいなら煮付け=ソーダ割り、と考えてみるのはいかがでしょう?本来の味や風味をを知ってからの方が、アレンジの幅も数段に広がると思いますよ。
「ストレート」で飲む時はゆっくり口の中で味わおう
森本さん:では、ストレートの基本の飲み方をお伝えしますね。 ①少し口に含んだら、飲み込まずに舌の上に置いてください。 ②そのまま約30秒ほど舌の周りを巡らせてみてください。(最初は舌がピリッとするかも) ③唾液とウイスキーが混ざり合うと、味が変化していくのがわかると思います。口の中でウイスキーがまろやかになっていき、広がる甘みと香りを楽しんでください。 稲井:かなりゆっくりと時間をかけて味わうんですね。 森本さん:ウイスキーは空気に触れると味が開き、香りが変化していきます。そして時間をかけるとさらに味わいも変化していきます。もし家で飲む時があれば、3時間ほどかけてゆっくりと飲んでみてください。その違いに驚くと思いますよ。 稲井:3時間!ウイスキーはお店で飲むものと思っていましたが、そんな贅沢な楽しみ方が家でできるんですね。まさに、大人の時間!
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