南葛SC WINGS、「なでしこリーグ」昇格 南葛旋風を巻き起こしたい
葛飾区を本拠点とするサッカーチーム「南葛SC」の女子チーム「南葛SC WINGS」が12月12日、「なでしこリーグ」2部昇格の正式承認を受けた。(葛飾経済新聞) 【写真】「なでしこリーグ昇格」南葛SC WINGSの選手たち 今期、関東女子サッカーリーグ1部の同チーム。松本彰監督の下、入れ替え戦予選会を3勝1敗で通過。11月9日の入れ替え戦で「つくばFCレディース」に5-1で快勝し、2日に行われた第1戦から連勝で、「なでしこリーグ」2部昇格を決めていた。 同チームは2014(平成26)年に設立。東京都5部リーグでスタートし、「葛飾からなでしこリーグへ!」をスローガンに活動。2016(平成28)年に入れ替え戦予選会に初出場し、今回、6度目の挑戦で「なでしこリーグ」2部昇格となった。 平日は社会人として働く選手たちは、それぞれ時間も業種も異なる仕事に就きながら、夜間にトレーニングを行い、週末には試合に臨む日々を送っている。プロチームではなく、まだ知名度も低いため、公式戦は入場無料で行い、試合会場や練習場への交通費や諸費用を自己負担することも少なくないという。今回、入れ替え戦の遠征に必要な資金を調達するため、クラウドファンディングを実施。300万円を超える支援があり、選手たちは「励みになった」と喜ぶ。 MFの菅野永遠選手は「今年こそは必ず昇格しなければならないという強い気持ちで臨んだ。昇格が決まった瞬間は、うれしさと同時にホッとした気持ちが湧き上がった。来期は、私たちが想像している以上に過酷な戦いになると思うが、『南葛旋風』を巻き起こしたい」と言い、サポーターと葛飾区民に向けては、「ホームでもアウェーでも、最高の雰囲気の中で戦うことができた。皆さんの応援がなければ、ここまで勝ち上がることはできなかった。来シーズンは舞台を全国へと移すが、葛飾区を盛り上げるために全力で戦うので、引き続き熱い応援をお願いできれば」と呼びかける。 なでしこリーグ2025シーズンは来年3月15日に開幕する。
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