新潟L2発 2年連続グループリーグ突破 ノジマ相模原を得失点差で上回る
◇WEリーグ・クラシエ杯 新潟L2-0ノジマ相模原(2024年11月6日 デンカビッグスワンスタジアム) B組の新潟はホームでノジマ相模原を2―0で下し、2年連続のグループリーグ突破を決めた。後半8分にMF山本結菜(21)のゴールで先制すると、同14分にDF山谷瑠香(29)が左CKを頭で合わせて試合を決めた。この結果、勝ち点9で並んだノジマ相模原を得失点差で上回った。準決勝は12月8日に行われる。 一気に試合が動いた。0―0の後半8分。DF有吉のクロスが流れてきたところで、FW山本が迷わず右足を振り抜く豪快なミドル弾で先制。さらに14分。MF杉田の左CKをDF山谷が頭で合わせた。準決勝進出には2点差での勝利が必要だった中で2―0の完勝。橋川和晃監督は「前のリーグ戦ではINAC神戸に完敗していたが、リバウンドメンタリティーを発揮してこの試合に懸ける思いを爆発させてくれた」と振り返った。 この日はMF滝川がトップ下に入り、さらに後半には右SHのMF杉田がボランチへ、ボランチのMF石田が右SHに位置を変え相手を翻弄(ほんろう)。22分にはFW道上、MF川村のベテランを投入し、試合をコントロール。勝利を手繰り寄せた。 この日は約30人のサポーターが集結し、会場入りする選手たちを勇気づけた。橋川監督はバスの中からその模様を写真に収め、試合前のミーティングでスライドで流した。「勝ってサポーターとアイシテルニイガタを歌おう」と選手たちを送り出した。 試合後山本はハンドマイクを手に「勝ったぞー!雨の中の平日にたくさんの人が応援してくれて勝てて良かった。(準決勝会場の)長崎にも絶対に来てください」とサポーターとともに喜びを分かち合った。山谷も「カップ戦獲るぞ!」と続いた。昨年あと一方で届かなかった優勝へ、一気に駆け上がっていくつもりだ。