新型投入の「D'station Vantage GT3」が完勝! スーパーGT第3戦鈴鹿GT300クラスは最後まで手に汗握る展開でした
ウエイトハンデが厳しい2号車が2位に入賞
レースが折り返しの1時間半を経過する頃には、タイヤ交換をしている車両が無交換車両に追い付きはじめた。トップを行く31号車aprは777号車D'stationとテール・トゥ・ノーズ状態となり、45周目のスプーンで777号車チャーリー・ファグが首位を奪還。3番手争いでは52号車Green Braveを61号車SUBARUがオーバーテイクした。 しかしそんな61号車SUBARUは、トラブルによりヘアピンの先でストップ。これで開幕から3戦連続で決勝ノーポイントとなった。そしてこのマシンストップによりFCYが出された。 トップを独走する777号車D'stationは、残り50分を切ったタイミングで最後のピットイン。レース中盤に2度目のピットストップを済ませていた31号車aprの前でコース復帰した。 残り30分強というところで、ステイアウトしてトップに立っていた2号車mutaがピットイン。タイヤ交換とドライバー交代をせず、給油のみの作業だった。これで首位は777号車D'stationとなったが、2号車は2番手でコース復帰。その後ろでは、31号車aprの中村 仁と6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIのロベルト・メリ・ムンタンが激しいバトルを展開していた。 777号車D'stationは危なげない走りでトップチェッカー。後続に30秒以上の差をつける、まさに圧勝だった。2位はポイントリーダーの2号車mutaで、今回さらに16点を加算し、ランキングでは独走状態に入った。3位は6号車LeMansだった。
戎井健一郎(motorsport.com)
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