降水確率80%も覆す…“超絶お天気女”のママ友伝説 ピーカン灼熱旅行と“ポジティブ念力”の威力に困惑
旅行先でも炸裂する“晴天力”とその影響
Dさんの“晴天パワー”は、旅行でも遺憾なく発揮されます。ある夏、ママ友グループで郊外のリゾートへ出かけたときのことです。旅行前の天気予報では、一週間ほど曇りや小雨が続くとのことで、過ごしやすい気温を期待していました。しかし、Dさんは出発前から「私が行くから、絶対晴れるよ!」と豪語していたのです。 その言葉通り、到着初日から青空が広がり、ピーカン照り。最初は「やっぱりDさんの言う通りだ!」と感心しきりでしたが、日が高くなるにつれて、その“晴天力”は灼熱地獄へと変わっていくのでした。 気温はどんどん上がり、湿度も高くなる一方。アスファルトはまるでフライパンのように熱く、流れる汗が止まりません。みんなが「もう少し曇ってくれた方がありがたいんだけど…」と心の中でつぶやいている中、Dさんは、「私のせいで、ピーカンのお天気になっちゃってごめんね」と言いながらも、自信満々でした。 旅行が終わり、帰り道でポツポツと降り始めた小雨。その様子に「Dさん、電車に乗ってからやっと雨が降ったね」と口にすると、「そうね。私も疲れたし、もう晴れなくていいでしょ」と満足げに答えるDさんなのでした。
“ポジティブ念力”伝説まで
ちなみにDさんの「能力」は“晴れ女”だけにとどまりません。ある日、みんなでサッカー観戦に行ったところ、Dさんがトイレ休憩に行っている間に1点取られてしまいました。戻ってきたDさんは「やっぱり私が念を送らなかったから点を取られちゃったね。でも大丈夫!逆転できるように念を送るから!」と自信満々に言い放ちます。 Dさんのポジティブさは、『雨を降らせない』だけでなく、周囲の雰囲気まで明るくしてしまう力があるようです。 ◇ ◇ 学校や地域のコミュニティで出会うママ友は、共通の趣味や価値観を持つ友人とは違い、子どもを介した関係です。そのため、普通なら接点のない人たちともつながることが多いでしょう。Dさんのような少し困惑させられるタイプのママ友も、その一例かもしれません。 ママ友との付き合いには、適度な距離感が大切。それでもDさんのような少し困った存在が、日常に新しい視点や気づきを与えてくれることもあるのかもしれません。 (まいどなニュース特約・松波 穂乃圭)
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