【山形】本格移行始まる「マイナ保険証」戸惑いの声も
YTS山形テレビ
健康保険証の新規発行が終わり、「マイナ保険証」への移行が本格的に始まりました。 医療現場を取材すると、一部からは戸惑いの声も聞かれました。 マイナンバーカードに健康保険証の機能を紐づけた「マイナ保険証」。 現在の健康保険証は最長で来年12月1日まで利用できますが、きょうから新規発行が終了したことで本格的な移行が進みます。 先進的な医療のデジタル化に取り組んでいる酒田市の日本海総合病院では、マイナ保険証の専用受付機4台を導入しています。 利用者は増加傾向にあり、今年9月の利用率は、31%となっています。 【利用者】「(マイナ保険証の利用は)初めて、やっぱり不安だった。果たして私に出来るのかと思っていたが意外と思ったより簡単だった」 マイナ保険証には、薬の処方歴などを医師や薬剤師にスムーズに共有出来るなどのメリットもありますが、まだ利用していない人からは戸惑いの声も聞かれました。 【インタビュー】「顔認識とか暗証番号とか高齢者には難しいように思う」「いまは(マイナ保険証を)持っている人と持っていない人がいるから振り分けに時間がかかっている(所もある)」 病院では、受付方法別で足元に案内表示をしているほか、受付機の近くに職員を配置するなどして対応しています。 【日本海総合病院受付担当 齋藤久美子さん】「当院は患者さんの年齢層が高めなのでどうやるんだと言う人が多いが一つずつ丁寧に説明していきたい」