子どもに“家計簿”を赤裸々に見せるのはあり?なし? 3児のママが実践して気づいた「意外なメリット」
独自の視点で子どもの教育に取り組み、イラストと文章で発信するえみさん。えみさんの「教育」は、いわゆるお受験対策のような「お勉強」ではなく、生きていくために必要な、「考える力」を育むこと。これからの時代を「たくましく生き抜く」子どもの育て方とは?具体的なエピソードを交えて紹介していただきます! 【漫画の本編を読む】子どもに家計簿を見せることで得られた「意外な4つの効果」とは……
我が家では1年以上前から、毎月の家計簿を子ども達と共有しています。 共有する前は、「お金の話をこんなに赤裸々に子どもに話して大丈夫だろうか」という心配もありましたが、実際にやってみたところ、思いのほか良い効果ばかりでした!
子どもに家計簿を見せることで得られた4つの効果
ちなみに子どもに家計簿を見せる前段階として、夫婦での家計の共有は必要だと思います。我が家では、結婚当初から家計簿アプリを使って銀行口座やクレジットカードと連動させ、リアルタイムで家計と資産を共有し続けていました。そのおかげで、夫婦間でもお金の流れについて、透明度高く管理できてきました。 今回ご紹介したようなかたちで、子どもに家計を開示することについて、抵抗がある方もいらっしゃると思います。私もやってみる前は、子どもに家計を見せることによって、人に言いふらすんじゃないかとか、子どもが「うちにはお金が無いんだ」と悲観的になったり、反対に「うちは余裕があるんだから、もっと使っても大丈夫」と過信したりしないかなど、色々な心配がありました。 ところがいざ子どもと話してみると、良い意味でありのままの家計を受け止めていたのです。というのも、特に小学生程度では、まだ平均所得などの知識がないので、「お金がある」「ない」と言っても比べる情報を持っていません。そのため目の前にある金額について「そうなんだ」と素直に受け止めていました。たとえもし今後そのような一般的な情報を知ることになったとしても、家計を見ることで、親が家族のために色々考えてやりくりしている姿勢というのは絶対に伝わるなと思いました。 また、お金の流れを見せるということは、子どもに「あなたのことを信頼しているんだよ」というメッセージと伝えることでもあります。そのことをしっかり受け止めているからか、むやみに他人に言いふらすようなことはしていません。 毎月一回、家計簿を見ながら家族でわいわい言い合うのも、もうすっかり定例になりました。今後も家族みんなで家計の共有を続けていきたいなと思います。