本日誕生日の声優・高橋李依、バースデー記念単独ライブで『このすば』『高木さん』自身のキャラソンを大熱唱〈レポート〉
夜の部「異世界編」はあの決め台詞も炸裂
同じ日、迎えた夜の部「異世界編」は異世界作品が多数並ぶことが知らされていた中、ミサキ役を務めた『バトルガール ハイスクール』の「ホシノキズナ」で幕が明けると、高橋さんが「日常編と異世界編のどちらにするか迷った」という一曲として、『魔法つかいプリキュア!』より「はなまるの方程式」を披露。 高橋さんは主人公・朝日奈 みらい(キュアミラクル)を演じており、同曲は「ある1つの話数がキャラクターソングになった“キャラソン オブ キャラソン”かもしれない」という点で思い入れがあることを熱弁していた。その後も『異世界チート魔術師』より「小さな想い」や高橋さん演じるミュウの毎話異なるエンディングが話題となった『LISTENERS リスナーズ』から、「Rainy lain」、「Love Song」、「Trauma」、「Into the blue's (modern ver.)」をメドレーで駆け抜ける。 そして、静寂に包まれた壇上が明るくなると、夜の部のスペシャルゲスト・相坂優歌さんが登場。2人のコラボパートでは相坂さんが日向 美海役、高橋さんがコードΩ00ユーフィリア役を務めた『アンジュ・ヴィエルジュ』より、「Tears BREAKER」によって会場をロックかつ厳かな雰囲気に染め上げた。 続いて疾走感溢れる「ユナイトライト」を選曲し、2人バージョンのL.I.N.K.sによるパフォーマンスが展開されると観客席から大きな拍手が贈られ、この勢いを保ちながら、今年の10月でゲーム発売から11周年を迎える『アンジュ・ヴィエルジュ』の2曲を披露することができ、高橋さんも相坂さんも感慨深い表情を浮かべた。 ステージ上で高橋さんが次に紹介した曲は『Re:ゼロから始める異世界生活』の「Door」。エミリア役を演じる高橋さんの、しっとりとしていてかつ心を震わす力強い歌声に、会場の雰囲気が一変。続く「Stay Alive」でも、主人公・スバルとエミリアのすれ違い、うまく想いが伝わらないもどかしさが凝縮されたような一曲を世界観を大切にしながら丁寧に歌い上げた。 落ち着いたの束の間、今度はマシュ・キリエライトを担当する『Fate/Grand Order』より「逆光」、イリーナ・イリューヒナ役を演じた『恋愛フロップス』から「Love? Reason why!!」、めぐみん役を務めた『この素晴らしい世界に祝福を!』の「Tomorrow」と、アップテンポなカバーソングメドレーで観客のボルテージを再び上げる。 「あの曲にはみなさんの魔力が必要です!」と高橋さんが、夜の部ラストを飾る曲に選んだのは「Right☆eye」(『この素晴らしい世界に祝福を!』)。曲中には観客とのコールアンドレスポンスで曲終盤に向けて熱気を蓄積し、繋げたのは紅魔族であるめぐみんの代名詞「エクスプロージョン」。究極の攻撃魔法によって締められたかに思われた会場では、昼の部同様、観客席からアンコールの嵐。 再度ステージ上に現れた高橋さんは、ゲスト出演した相坂さんを呼び入れます。すると、誕生日のサプライズとして、相坂さんがケーキを持ってステージに登場し、会場全員で「ハッピーバースデートゥーユー」と大合唱。驚きを隠せない高橋さんは、改めてこの状況を振り返ろうとしたところで、感極まる一幕も。相坂さんの「ここまでみんながついてきてくれるのは、高橋が頑張ってきたからだよ」と称えられると、高橋さんに大歓声と拍手が降り注いだ。 最高のハッピーバースデーを迎えた高橋さんが、この日を締めくくる曲に選んだのは「作品と新たな向き合い方をさせていただくことのできた、高橋李依としての一曲」。アイリーン・ローレン・ドートリシュとして主演を務めた『悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました』の「共感されなくてもいいじゃない」。最後のフレーズを歌い上げると、高橋さんは「今日みんなと生まれたこの感情、編み物の一部として絶対何かの作品に生かしたいと思います!今日はお越しいただき、誠に誠に誠に、ありがとうございましたー!」と感謝を寄せた。