債券は下落か、円安進行で日銀の早期政策修正を警戒-米長期金利上昇
(ブルームバーグ): 21日の債券相場は下落が予想されている。米国の長期金利が上昇したことと為替市場での円安進行を受けて、日本銀行の早期政策修正に対する警戒感が強まる。
東海東京証券の佐野一彦チーフストラテジストは「昨日は先物中心に地合いが悪かった。今日もその地合いが続くだろう」と語る。日銀の金融政策については「7月に国債買い入れ減額と利上げの同時実施はないとの見方が市場では強いが、決め打ちすべきではない」としている。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.96~0.975%(20日は0.95%で終了)、先物中心限月9月物は143円51銭~143円73銭(同143円80銭)。
先物夜間取引で9月物は20日の日中取引終値比19銭安の143円61銭で終えた。
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Masahiro Hidaka