【皐月賞】ジャスティンミラノ混戦断つか 共同通信杯2番手からラスト3F32秒6の末脚魅力
「皐月賞・G1」(4月14日、中山) 過去10年の傾向を踏まえ、ステップレースから分析した。14年イスラボニータ、15年ドゥラメンテ、16年ディーマジェスティ、21年エフフォーリア、22年ジオグリフと最多5頭を輩出している共同通信杯。今年はジャスティンミラノが無傷2連勝で重賞初制覇を達成した。レースでは2番手に収まり、ラスト3F32秒6を記録。奥の深さを感じる。 朝日杯FS覇者ジャンタルマンタルは共同通信杯で2着に敗れたものの、前哨戦としては合格点の内容。ドゥラメンテ、ジオグリフのように、本番での巻き返しもある。 19年サートゥルナーリアと20年コントレイルが頂点に立ったホープフルS組にも注目したい。今年は牝馬のレガレイラが牡馬相手のG1連勝を狙う。デビューから3戦全てでメンバー最速の上がり3F時計をマークしており、世代屈指の決め手がある。 かつては王道路線と呼ばれた弥生賞ディープ記念は過去10年で勝ち馬なしだが、2着は5頭出ている。レースレコードで勝ったコスモキュランダ、2着シンエンペラーは争覇圏内だ。 18年にエポカドーロが勝っているスプリングSはシックスペンスがデビュー3連勝でV。現時点で出否は未定だが、参戦すれば侮れない。混戦ムードの今年は、きさらぎ賞のビザンチンドリーム、京成杯のダノンデサイルにもチャンスはある。