青森市の酸ケ湯など積雪が12月の観測で最多
27日は日本付近が強い冬型の気圧配置となった影響で、青森県内では津軽と上北を中心に大雪となる所があった。青森市と平内町、野辺地町、七戸町、東北町、六ケ所村には一時大雪警報が出された。青森市の酸ケ湯と青森大谷の積雪は、12月としての歴代1位となった。 青森地方気象台によると、27日午後6時までの各地の24時間降雪量は、酸ケ湯44センチ、青森31センチ、青森大谷24センチ、弘前23センチ、鯵ケ沢19センチ、野辺地18センチ、五所川原17センチ、十和田13センチ、八戸2センチなど。 同時刻の積雪は酸ケ湯313センチ、青森大谷132センチ、青森77センチ、弘前66センチ、平川市碇ケ関58センチ、五所川原56センチ、今別と野辺地39センチ、むつ市脇野沢34センチ、むつと十和田、三戸12センチ、八戸7センチなどとなっている。 青森市内は断続的な雪が続き、視界をふさぐ吹雪となる時間帯もあった。市民は寒さをこらえ、脇に雪の山ができた歩道を行き交った。 交通機関も乱れ、日本航空(JAL)青森空港所によると、同空港の雪の影響で伊丹線と札幌線の計4便が欠航。JR青森支店によると、強風の影響で五能線の臨時快速と快速、普通上下4本が区間または全区間運休、下りの普通1本に最大90分の遅れが生じた。 同気象台によると、28日も県内は冬型の気圧配置が続いて雪や曇りとなり、ふぶく所がある見込み。同日午後6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で津軽と三八上北の山沿い40センチ、津軽の平地と下北の山沿い30センチ、三八上北と下北の平地20センチ。