中国、カナダ2団体・20人に制裁措置 ウイグル・チベット巡り
[北京 22日 ロイター] - 中国は22日、新疆ウイグル自治区とチベット自治区での人権問題に関連し、カナダの2団体と関係者20人に制裁措置を取ると発表した。 中国外務省のウェブサイトによると、21日に発効した措置には資産凍結や入国禁止が含まれ、カナダのウイグル人権擁護プロジェクトとカナダ・チベット委員会が対象。 権利擁護団体は、中国がイスラム系少数民族ウイグル人に対して収容所での強制労働など虐待を行っていると非難している。チベット自治区を巡っても中国が抑圧を強めていると非難している。 中国は2団体の「中国領土内の動産、不動産、その他の財産」を凍結するとした。ウイグル人権擁護プロジェクトの15人とカナダ・チベット委員会の5人についても国内の財産を凍結し、香港・マカオを含む中国への入国を禁止する。 在中国カナダ大使館からのコメントは得られていない。2団体およびカナダ国際関係省はロイターのコメント要請に応じていない。