サイクロン式キャニスター掃除機「Boost CX1」は、3段階のフィルターシステムによって、きれいな排気を実現。7.8kgの重量だが、安定感があり小回りが利くので重さを感じさせないのが魅力。H280×W282×L412mm 7万400円／ミーレ

すごく神経質で、部屋が汚いとイライラする……というほどの極度のきれい好きではありませんが、掃除は結構好きです。来客も多いので、その前には念入りに掃除をします。 ▶︎すべての写真を見る 家が海から近いので、外から帰ると服や靴下に付いていた砂が部屋に落ちるし、犬の毛や植物の葉っぱだっていつの間にか溜まって気になります。日常的にはコードレスの掃除機を使っていて、ダイソンの掃除機はもう4台目、さらにロボット掃除機のルンバも持っています。 どれも用途に応じて使い分ければ、それぞれの長所を発揮していい仕事をしてくれますが、徹底的に掃除をしたいときはミーレの出番。やはりコード付きのサイクロン式はパワフルです。 存在感があり、重量感もなかなかのもの。それでも使ってみるとわかる、時速100kmという気流の発生による圧倒的な吸引力！ 付属のノズルで部屋の隅に溜まったほこりをきれいに吸い取るのは、かなり快感です。 スタイリッシュなデザインはインテリアにも馴染み、4段階のレベルを調節すればフローリングやカーペット、カーテンなどあらゆる場所に適応します。 この「Cat & Dog」モデルなら、付属のターボブラシがカーペットに絡まったペットの毛を掻き出してくれてありがたいですね。さすが、ドイツのプロダクトという質実剛健さが魅力です。 ところで、娘が大学に入ってひとり暮らしを始めることになったので、充電式コードレス掃除機を買ってあげました。すぐ充電できるし、軽くてじゃまにならないのでひとり暮らしにはぴったり。 ほかにも冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、炊飯器などの家電をひと通り揃えたのですが、僕がひとり暮らしを始めた頃とは違って、今は安くておしゃれなデザインがたくさんあって驚きました。やはり家電は面白いですね。 娘より僕のほうがすっかり買い物を楽しんだようです。 藤井隆行●東京を代表するブランド、ノンネイティブのデザイナーで、ファッションからライフスタイルまで一貫したこだわりを持つ。「先の読めない時代ですが、引き続きより良いモノづくりに励んでいます。乞うご期待！」。 竹内一将（Ye）＝写真　町田あゆみ＝文