坂口健太郎&イ・セヨン、“よく似ている”2人がラブストーリーで共演 異国での新たな挑戦で芽生えた思いとは?
◆似た者同士の二人が撮影現場に持ち込んだものとは?
――5年前の恋人たちがとてもかわいらしく、観ているこちらも幸せな気持ちになります。潤吾とホンは共通点がたくさんあることで距離を近づけていきますが、お二人にとって「撮影中にこういった共通点があって仲良くなれた、絆を深められた」と思うことがあれば教えてください。 セヨン:こうやってインタビューをして坂口さんのお話を聞いていると、私たちは考え方がとても似ている気がするんですね。そして現場での行動も、私たちはよく似ていたと思います。よく笑うところや、ちょっといたずら好きなところがあったり(笑)。とにかくいつも楽しもうという気持ちを抱いていて、その理由も私たちは同じでした。それは一緒に仕事をしている人たちみんなに幸せな気持ちになってほしいし、自分たちの姿から元気や力をもらってくれたらうれしいからなんですね。この仕事がいい記憶としてみんなの中に残ってくれたら、こんなにうれしいことはありません。だからこそ私たちは、現場でたくさん笑っていました。 坂口:本当にそうだね。韓国でクランクインをして、最初は、うまくコミュニケーションを取ることができずに苦戦するかなと不安だったんです。でも撮影が始まってみると、ムン・ヒョンソン監督も彼女も、僕のつたない韓国語に耳を傾けて、理解しようとしてくれて。だからこそみんなの輪に入っていくことができました。それに台本という道標のようなものがあれば、みんなが目指す場所は同じ。みんなが潤吾とホンを美しく撮りたいと思ってくれて、彼らの関係性を描くことに全力を注いでくれたので、僕が抱えていた不安もすぐになくなりました。 ――セヨンさんがお話されたように、よく笑っていましたか? 坂口:彼女とは、みんなに楽しんでもらいたい、幸せになってもらいたいという気持ちがまったく一緒でした。今回の現場で僕たちは、よくふざけて、よく冗談を言っていました。彼女も同じスタンスで、いつもポジティブでいてくれたからこそ、僕は本当に助けられたし、僕もポジティブな気持ちでいられました。