今年も応援サポーター・稲村亜美を直撃! ACNチャンピオンシップゴルフの見どころは?
1969年に男子プロゴルフツアーとして関西でスタート。50回以上の開催実績を重ね、2023年からは「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント」に生まれ変わった。記念すべき第1回大会は最終日通算11アンダー2打差の3位タイから稲森佑貴が7バーディ、1ボギーの「66」をマークし、ソン・ヨンハンとのプレーオフを制して、初代チャンピオンに輝いた。今年は戦略性に富んだコースデザインの三甲ゴルフ倶楽部ジャパンコースから三木ゴルフ倶楽部に戦いの舞台を移して、10月3日(木)~6日(日)にかけて熱戦を展開。広く長くフラットでありながら、随所に絶妙な起伏が配された名門コースを制するのは前年覇者の稲森か、それとも賞金ランキング1位を走る桂川有人か。はたまた9月1日に『フジサンケイクラシック』Vで今季2勝目を挙げた地元大阪出身の平田憲聖か、6月23日の『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品』で1年半ぶりとなるツアー19勝目を飾った石川遼か。 全ての写真はこちら 昨年に続き、今年も『ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント』をより楽しむために応援サポーター・稲村亜美を直撃した。
――今年も『ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント』の見どころを伺いに来ました。稲村さんの1年前のベストスコア、レディースティーで93から変わりはありますでしょうか。 「レギュラーティーで85になりました。あくまでベストなので、80台になることの方が全然少ないですけど、その日はキレちゃいましたね(笑)」 ――すごい進歩ですね。その日は何か違いがあったのですか。 「6月末にベストを出したのですが、その日は全然力まずにゴルフができました。メンタル的にも『ベスト出すぞ!』とか気負わずに、早朝スルーだったので『ちょっと眠たいな~』と思いながら、前半プレーしていたら42で。『あれ、良さそうだな、今日』という感じでした。後半は43でベストを更新できました。夏場はゴルフに行っていないので、次に行くのが楽しみで仕方ありません」 ――では、『ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント2024』のプロアマ戦が楽しみですよね。 「そうですね。難しそうなコースですけど、プロと一緒に回れるので本当に楽しみです。スコアを気にしていないので。きれいなゴルフ場でゴルフができる楽しみしかないですね。去年のプロアマ戦は河本力プロと一緒に回らさせていただき、男子プロの中でも一番飛ばす河本プロの打球速度と飛距離を間近で見て、圧倒されました。『本当にプロはすごい』と思ったのと、見ていて楽しいゴルフをしてくれるので、プロアマ戦は素晴らしい機会だと改めて感じました。18ホールをご一緒させていただき、男子プロはファンサービスもきちんとされるので、ファンの方も『楽しめるんだな』と実感しました」 ――プロアマ戦で一緒にラウンドすると、親近感が湧きますよね。 「はい。河本プロにはがんばってほしいと思ったけど、残念ながら予選落ちでした。だけど、違うトーナメントを観に行った時に河本プロとお話もでき、その大会は結構いい順位までいくことができてので、うれしかったことを覚えています」 ――『ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント2023』の印象はいかがでしたか。 「昨年の『ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント』は第1回ということで前夜祭も力も入っていましたし、プロアマ戦も豪華だったので、本当に盛り上がりましたね。プロアマ戦の時に河本プロに『稲森選手はフェアウェイキープ率ナンバーワンで、とても正確なショットが特徴です』と教えてもらいました。稲森選手は身長もそんなに高くなくて、私よりも背が低いくらいで、体つきもがっちりしたザ・アスリートのような感じではないのですけど、ち密なゴルフをされます。『いろんな戦い方があるんだな』と実感しましたし、いろんな選手を知れば知るほど、『ゴルフ観戦は楽しいな』と思いました」 ――稲村さんはどのようなゴルフをするタイプですか。 「私はチャレンジしたいタイプです。森と森の間があると通したくなりますね。距離も伸びて、この間を攻められたら楽しいですね。私はゲーム性を求めるタイプですね(笑)」 稲村亜美 ――観戦する時は、どのようなタイプのゴルファーに注目しますか。 「観る方はいろんなタイプのゴルファーを観たいですね。今季観た時も片山晋呉プロの経験値を生かしたグリーンの読み方やアプローチに感心することもありましたし、若手の“飛ばしてなんぼ”のゴルフも観ていて楽しかったです。でも、推しの選手と一緒に1~18番ホールまで付いて歩くのも、いろんなドラマが観られて楽しそうだなと思いました」 ――今の推しは誰ですか。 「ひとりを挙げるのは難しいですね。今ですと、平田憲聖選手はがんばってほしい選手のひとりですね。会話のテンポも早く、小さなことにも気付きますし、先輩の選手にもがっつり絡んでいく、そういうコミュニケーション能力にも感心しています。本人も『ゴルフに年齢は関係ない』とおっしゃってましたし。がんばってほしい選手ですね」 ――ゴルフ観戦をする時、どこに注目して観ますか。 「観るのは最終日が多いのですが、表情に注目して観ています。ミスした時の表情やいいショットをした時の表情、プロの方はあまり感情を表情に出しませんが、わずかな心の機微を観て楽しんでいます。あと、ゴルフのレベルとか規格とか狙いとかが私たちアマとは全然違うので、全く違う競技を観ているように楽しんでいます。プロのゴルフと私たちのゴルフは全く違うので、一種のショーを観ているような感覚で楽しませてもらっています」 ――表情に注目するのは、面白い見方ですね。 「1試合1試合いろんなドラマがあるので、選手の感情の動き、感情を顔に出す選手は少ないですけど、ちょっとした表情の変化とか見て、本当にドラマを観ているように楽しんでいます」 ――現地観戦とテレビ観戦の両方に楽しさがありますよね。 「そうですね。現地では試合中でもプロの方がサインを書いてくれたり、お子さんにサインボールを渡したりしているので、そういうファンサービスをみなさん積極的にやっていらっしゃったので、プロとの触れ合いを楽しめる場だと思います。あとは打球音。『ボールが割れているんじゃないか』というような打球音を出している選手もいるので、現地でしか感じられない音を聞いたり、打球を観たりするだけで楽しめますね。テレビは細かいところまでゴルフをチェックできるので、現地とテレビ、それぞれの楽しみがありますね」 ――10月はゴルフ観戦するのに、最適なシーズンになりますしね。 「涼しくなってきて、ゴルフ観戦にも、ゴルフをするのにも、本当に快適な季節だと思います。プロの方々も本当の実力が出ると思うので、いい戦いが期待できます。それにゴルフ場は非日常的な空間なので、ただそこにいるだけで大自然が感じられます。1~18番ホールまで推しの選手と一緒回るのもいいですし、お気に入りのホールを決めて座って観戦するのもいいと思います。ゴルフ観戦にはいろんな楽しみ方があるので、みなさんそれぞれに自分に合った観戦方法を見つけて楽しんでほしいですね」 ――しかも、今回は大自然のアクティビティや温泉も満喫できるネスタリゾート神戸とのコラボチケットも販売されるそうですね。 「家族で楽しめますよね。本当に素晴らしい環境でツアーがあることがうらやましいですね。私も近所に住んでいたら、甥っ子姪っ子を連れて行きたいですもん。甥っ子姪っ子が7人いるので、全員連れて行きたいです(笑)」 ――それでは応援アンバサダーとして、『ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント2024』の見どころを教えてください。 「今大会は石川遼選手も出るということで、今季優勝しましたし、まだまだ第一線を走る選手なので、注目したいですね。そもそもまだ32歳なんですよね(9月17日に33歳)。実績がすごすぎて、大ベテランのように錯覚してしまいますけど、全然若いですよね。あと20代前半の若手が伸びているので、楽しみです。桂川有人選手とか、杉浦悠太選手とか、20代前半から半ばの選手たちが実力を付けて、賞金ランキングもリードしているので注目です。さらに小木曽喬選手、米澤蓮選手、平田憲聖選手もいますし、優勝争いは予想が付かないです。予想が付かないから、楽しみと言えます」 ――稲村さんはいちファンとしてどんな4日を観たいですか。 「選手たちが一番いいプレーができる4日間にしてほしいですし、観に行かれるギャラリーの方が楽しめる大会にしてほしいですね。大会運営の方も万全の準備をしてくれると思うので、私も楽しみにしています」 果たして、第2回大会を制するのは誰か。『ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント2024』は10月3日(木)~6日(日)・三木ゴルフ倶楽部にて開催。チケット発売中。大会の模様はカンテレ・フジテレビ系全国ネット。 取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)