高橋洋一氏「小泉進次郎氏の参謀が未熟 超若い人ばかり」主張政策こき下ろし「雇用の流動性で成長?全然関係ない」
元財務官僚で経済学者の高橋洋一嘉悦大教授が、自身のYouTubeチャンネルで自民党総裁選(27日投開票)に立候補している小泉進次郎氏が主張する政策について評価した。 解雇規制の緩和については「ちょとしくじったと思うな。ずっと昔から言われていて、雇用の流動性をすれば成長するって、全然関係ない」とバッサリ。「日本は意外に簡単に解雇できる。中小企業なんて平気で首を切って、金銭を与えないのが酷いっていうのはだんだん言われてきて、それでもさらに緩くしたいならアングロサクソンの国(米英)並みになっちゃう」と憂えた。 さらに、解雇規制の緩和には「中央銀行のセーフティーネット」が必要と指摘。「失業率を低く保つという雇用の責務」があり、具体的には「インフレ率を高めに設定することによって、失業率を低めに設定する」という。 高橋氏は、小泉氏が主張する「選択的夫婦別姓」についても、「今の制度で旧姓使用がほとんどできるので何の問題もなくなった」と持論。「政治課題にならない」と片付けた。 まとめとして、「びっくりするような感覚。これをアジェンダ設定したスタッフ、参謀がちょっと未熟だったんじゃないかな。ちょっと聞くと、みんな超若い人ばっかりだよね。昔の話とか最近の経緯を知らない感じがした」と印象を語った。